世界、大人の社会科見学!

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台湾

2013台湾猫見旅6 侯硐から瑞芳経由で九フンに行き、「千と千尋(多分嘘)」の阿妹茶酒館を眺めた件

 
台北から電車とバスで九フンに向かう場合の乗り換え駅である瑞芳駅は、侯硐駅の隣だ。九フンにものすごく関心があるわけではないのだが、「せっかくここまで着たのだから」と瑞芳駅からバスに乗ってみる。どうせなら九フンの少し先にある金瓜石の炭鉱跡の方が好みなのだけれど、時間も時間だ。

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実は台北から瑞芳まで電車で行き、ここでレンタバイクを借りるというプランもあった。瑞芳駅周辺にレンタバイクの店が数軒あることは事前調査済みだったし、ここを起点に侯硐や九フン、金瓜石を回るのも悪くないと思っていたのだ。台湾でバイクを借りるには日本の免許とJAFが発行する中国語翻訳文が必要なのだが、こんな感じで翻訳なしで貸してくれることも結構ある。今回は娘がいて二人乗りになってしまうので大人しくバスにしたけれど。

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九フンが観光地としてここまで脚光を浴びたのは、侯孝賢の映画「悲情城市」が発表された1989年以降なのだろうと思う。この映画の舞台としてまず台湾の人に人気が出て、日本ではなぜか「千と千尋の神隠し」のモデルになった建物がある、という理由で人気となっている。まぁとりあえず、セブンイレブン横のメインストリートに突入だ。

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車の入ってこない道や左右に並ぶ土産物屋や飲食店がなんとなく夜市を思わせる。まだ明るいけれど。まぁこれもありなのだろうけれど、九フンの基本的な魅力は、「街からちょっと離れた山の中に、海が見渡せる眺めの良いちょっとした集落がある」だったはずだ。

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そしてこの光景を眺めながら飲食ができる飲食店が山の斜面に並ぶ。「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったと言われている阿妹茶酒館もそんな店のひとつだ。

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店側もそれを十分意識していて、こんな張り紙もある。

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しかし実際にこの阿妹茶酒館が「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルなのかと言うと、これが結構怪しい。詳しいことはこのサイトに上手くまとめてあって、特に「宮崎駿が台湾の九份に取材に行ったという事実はありません」のくだりは信じると信じないとに関わらず一度目を通しておいて良い気がする。

そんなことには関係なく、向かい側の店の階段には阿妹茶酒館を写真に収めようとする観光客がうじゃうじゃいる。寛大な店だなぁ。そう言っている自分も登って写真を撮らせていただいた訳なんですけど。

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まぁこんなもんかと、九フンを出発しようとバス停に向かう。

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満席。

もともと台湾でも人気のある観光地であるのに加え、日本の三連休。更には台風一過の気持ちよい日曜日。人出が多くて当然だ。下のバス停からでは何時間経っても乗れないだろう上のバス停に移動する。あ、いい感じの夜景になりかかってるじゃないか。

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いくつかバスはやってくるが、どれもほぼ満席で多くの人が乗り込むことはできず、バス待ちの行列は短くならない。いざとなったら瑞芳駅までタクシーに乗ればいいやとも思っていたのだが、バス待ちの行列に何事かを話しかけては断られている怪しいタクシーはあっても、流しのタクシーなど1台も来ない。1時間近く待ち、こうなったら基隆行きのバス(こちらには多少の空席があった)に乗って電車で台北に帰るか、逆方向の金瓜石まで一度行って、そこから始発バスに乗るか、などと考えはじめていたら、やっと空のバスがやってきた。

「瑞芳までいくら?」

「何言ってるんだ、台北直行だよ、100元ね」

多分これは台北・忠孝復興駅前から出発する基隆客運のバスだったのだろう。なんにせよありがたい。

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私たちは1時間待ちでバスに乗れたからなんとかなったけれど、瑞芳駅でバイクを借りるというアイディアは、こういう客が多い日には悪くないアイディアだったのかもしれない。もちろん免許証の中国語翻訳は必須だけれど。

台湾には、9月26日から復興航空(トランスアジア航空)が就航する。キャンペーンとして成田-台北往復18000円、大阪/沖縄/札幌からは21000円という結構安値のチケットを出していて、連休なども同じ価格なのでこの秋台湾に行ってみようという人には面白い。が、この予約サイからだと1000円安の17000円である上ポイントもつくので、どうせならこちらを利用するのも悪くない。エアアジアと違って、こちらは機内食も出るようだ。っていうか、まるでエアアジアジャパンの撤退を受けたような成田就航だよねぇ。



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