2013 タナトラジャ/ジョグジャ15 バイクでバトゥトゥモガまでツーリングをしてみた件
WISMA MARIAⅠで24時間6万ルピアでバイクをレンタルしたところ、スアヤ、サラプンのリアンピア(乳児の樹木墳墓)、マカレ、レモ、ロンダを回っても、まだ昼食時だった。とりあえずランテパオに戻り、宿の近くのでナシ・チャンプルー/12000ルピアのランチ。ランテパオでは少数派のイスラム食堂だ。
時刻はまだ1時。いくら山道とは言え全行程が約50kmなのだからそんなものだ。バイクはあと20時間は使える訳で、ここで放り出すのはもったいない。ごはんに乗ったえびせんをかじりながら、午後はバトゥトゥモガまで走ってみようかと考える。
バトゥトゥモガは、ランテパオ北西7-8kmの場所にある展望台だ。ランテパオを見下ろす標高2000メートルを超える高台で、日の出が美しいらしい。7-8kmと言ってもそれは直線距離の話であって、ランテパオからは20km程走ることになる。道は細いけれど一応舗装道路なので、さほど苦になる距離ではない。片道80分程度のツーリングだ。
上の標識から山道に入ると、午後の光に照らされた棚田が美しい。
山道を登り切り尾根道に入ると、ティニンバヨという茶屋がある。ここからの展望もなかなか美しい。棚田パノラマだな。
更に30分程走ると、バトゥトゥモガだ。
ランテパオの街が見渡せるのは本当だが、殊更ものすごいパノラマ風景、と言う程でもない。重そうなバックパックを担いで歩いていたバックパッカーを見かけたけれど、自分の足で歩けばまた印象も違うんだろうな。そこそこ小綺麗そうなロッジもあって、泊まることもできるようだし。でも、個人的には、景色よりこんな物の方が興味深かった。
お墓。
正確には、下の2枚はバトゥトゥモガへの道中で見かけたものだが、大きな岩に横穴をくりぬいて墓穴としているスタイルは共通だ。ここにもタウタウ人形はいる。こうなると、決して誇張ではなく「トラジャの観光は葬式とお墓を見ることだ」と言い切って言い気がする。
夕飯はランテパオ中央の交差点をボル市場方面に50メートル程行った場所にある SARURAN で中華にする。観光のベースである割にはぱっとした食堂がないランテパオでは、値段も安く無料wifiも使えるここはなかなかお勧めだ。特に私のように宿にWIFI環境がない者にとってはありがたい。少し遅い時間になると地元の人で満席になっていた。
キリスト教徒にとっては豚肉を使う中華料理も無問題だもんな。