2013 タナトラジャ/ジョグジャ18 スラバヤからジョグジャカルタまで、インドネシア鉄道最高の列車である ARGO WILLS / Eksektif Classで移動した件、と Timbak2 アップタウン製造中止のショック
スバラヤからジョグジャカルタに向かう列車は、スバラヤ発7:00発の81便、7:30発の5便、15:00発の83便、16:30発の95便、17:15発の33便、18:00発の37便がその6便だ。所要時間は3時間30分から4時間30分と極端な差はないが、車両には多少の違いがある。
上の列車のうち5便が Argo Wills と呼ばれる特急で、33便が Bimaと呼ばれる特急になる。どちらも1等にあたる Eksektif Class車両だけでの編成で、全車両エアコンつきだ。駅の外国人専用窓口でも「この2つの列車なら車両も "The Best" ですよ」とお勧めしてくれたので、お昼前にジョグジャカルタに到着できる、5便/Argo Willsに乗ってみることにした。
「最新車両」の Argo Wills 号のエグゼクティブクラス(1等)は、エアコン、リクライニング、モニタ、ACコンセント、フットレスト、車内誌、クッションが装備されている。携帯電話のご時世、このシート分のコンセントは結構重要なんだろうな。私もPCが使えて助かる。750円で十分快適な車両だ。
ただ、窓ガラスのあちこちにヒビが入っているのはいただけない。
アラスカのように気温差が激しすぎてガラスに亀裂が入る訳ではないだろう。窓ガラスにこんなに石が飛ぶとは思えないし、明らかに悪意を持って人為的に入れられたヒビだ。車両基地などで素行のよろしくない皆様の投石のターゲットになっている、としか思えない。
まぁ、ヒビが入ったまま放置されている、ということは、考えようによっては「投石くらいじゃ割れない丈夫な窓ガラスだ」と考えることもできるので、あまり気にしないことにする。3時間半リラックスしながらジョグジャカルタまで車窓風景を楽しむことにしようじゃないか > 私。
ところでtimbuk2アップタウンが、製造中止になっているっぽいことを知った
知る人ぞ知る、機能的で丈夫なバッグを作り続ける timbuk2 は、ブランド嫌いの私すら愛用しているバッグメーカーで、ここのバッグ以外使えない、という人も少なくないと思う。なにしろ丈夫さと使いやすさの次元が他のメーカーと根本的に違う。
timbuk2のカバンと言うとメッセンジャーという人も少なくないと思う。私もメッセンジャーのユーザだしこれも気に入ってはいるのだが、日常的に一番使うのはアップタウンだ。多分「PCをそのまま入れて担ぐことができるデイパック」というのがこのカバンのコンセプトなのだが、丈夫さと安心感が他のメーカとは次元が違うのだ。PCは背中側に来るのだが、この生地とクッションなら17インチクラスのMacbook/ウルトラモバイルをケースなしで突っ込んでも全く不安がない。それでいて重量は1kg、容量は30リットルクラス。こんなカバンそうそうない。私は、ちょっと荷物の多めなときから1-2泊の旅行は、まずほとんどこれで済ませている。
ところがこのtimbuk2アップタウンが販売中止になりつつある。いろいろ調べてみると、どうやらこのアップタウンを製造していた(と思われる)フィリピンの工場との契約が切れるんじゃないかという気がする。工場にしてみれば、ノウハウも獲得できたし timbuk2 の下請けからステップアップしたいと思うのかもしれないな。
timbuk2のことだから、そのうち旧アップタウンに負けない優れもののデイパックを発表してくれるとは思うのだが、正直アップタウンがなくなるのは痛い。私は色違いの新しいものを確保した。PCを安心して担げる丈夫な大容量デイパックを探している人は、これを確保しておけば絶対に後悔しない。値段が半分で品質が1/4のデイパックを買うより、絶対こちらが正解だ。timbuk2ファンの私が鼻息荒くお勧めする。多分どの店でも、今ある物が売り切れたらおしまいだ。