世界、大人の社会科見学!

上の「世界、大人の社会科見学!」の題字をクリックすると記事一覧へ移動します。観光の王道から微妙に外れた、ちょっとへそ曲がりな海外・国内旅行記です。

スポンサーリンク

タイ/マレーシア/インドネシア/ブルネイ

2013 タナトラジャ/ジョグジャ22 個人旅行者がボロブドゥール遺跡に行く最良の方法はこれだ!

今回タナトラジャのあるスラウェシ島からジョグジャカルタに向かったのは、今までご縁がなくまだ見たことがないボロブドゥール遺跡を見るためだった。このボロブドゥール遺跡は「世界3大仏教遺跡」の一つとされている。アンコールワットは何回も行った。バガンには2012年に行くことができた。どちらも素晴らしい遺跡で私はかなり感動した。しかしボロブドゥール遺跡には一度も行ったことがなかったのだ。避けていたわけじゃない。しかし他の旅行者の「ボロブドゥール遺跡は他の二つに比べて結構見劣りするんだよね」的発言が脳裏のどこかに残っていたようで、ついつい訪問の機会を失っていた。今行っておかなければ生涯行かないかもしれない、という想いだったのだ。

ジョグジャカルタの市内からボロブドゥール遺跡に行くには、いくつかの方法がある。まず、市内バスとギワンガンバスターミナルからの中距離バスを乗り継ぐ方法でこれだと往復45000ルピア。乗りつぎのタイミングによるけれど片道2時間程度だ。

二つめはジョグジャの駅前安宿街に山ほどある旅行代理店のミニバスに乗る方法で、往復で60000-70000ルピアからだ。これは市内とボロブドゥールの単純往復で、他の観光地も回ると距離と時間に応じて値段が上がる。

そして、三つめがこれだ。

Borobudur 01.gif

レンタルバイク、24時間60000ルピア。言い値は7万のところが多いけれど、どこも一声で60000まで値引いてくれる。タナトラジャ・ランテパオのレンタバイク同じ値段だな。バイクにはオートマ(スクーター)とマニュアル(カブ式の3速ロータリー方式)があるので使いやすい方を、そしてできるだけ新しそうなバイクを借りるのが良い。ジョグジャカルタからボロブドゥールまでは約40km。「14号線に出て北にまっすぐ行けば大きな標識があるからそこを左折すれば、1時間くらいで着くよ」とのこと。

インドネシアのレンタバイクはガソリンが空の状態で貸し出される。まずは燃料の補給。2リットルも入れれば十分だ。ちなみに大きなガソリンスタンドでは、バイクと車は別の列に並ぶことになるので注意したい。

Borobudur 02.gif

途中分かりにくい交差点もあるけれど、そのたびに近くの人に「ボロブドゥール?」と尋ねれば正しい方向を指さしてくれる。スラウェシ島に比べれば道路状態は格段に良いが、その分他の車に気をつけなきゃ、だな。1時間ちょっとで実にあっさりとボロブドゥールに到着する。遺跡敷地の駐車場は車専用なので、バイクはすぐ側の個人営業駐車場に駐める。駐車料金3000ルピア。市内のバイク置き場の相場が1000ルピアだからちょっとだけ高めだな。

Borobudur 03.gif

ボロブドゥール遺跡。外国人入場料金1900000ルピア。インドネシア人の10倍以上のお値段だが、政府も多少は申し訳ないと思ったのか、無料のコーヒー/紅茶とペットボトルの水がおまけについてくる。袖や裾の短い服装の人には、ここで巻きスカートやスラックスも貸し出してくれる。これも料金に含まれているようだ。

Borobudur 04.gif

Borobudur 05.gif

まずは誰もいないシアターでボロブドゥール遺跡の歴史をお勉強して、

Borobudur 06.gif

ボロブドゥール遺跡。

Borobudur 07.gif

Borobudur 08.gif

Borobudur 09.gif

Borobudur 10.gif

それなりに規模は大きいし興味深い遺跡だ。1000年以上の歴史も、密林に埋もれて再「発見」された経緯も興味深い。しかし、誤解を恐れずに正直な感想を書かせてもらえば、「アンコール遺跡やバガンの遺跡群と同列に扱うのはちょっと無理がある」と思う。確かに世界最大級の仏教遺跡なんだけれど、小綺麗に整備されすぎているのも興味をそぐ。まぁ「世界3大なんとか」の三つめはこんなもんだ。

ボロブドゥール遺跡の入場開始時刻は朝6時で、ここで夜明けを見たい人は敷地内にあるマノハラホテルに泊まるしかない。街中の代理店も"Sunrise Tour" をうたってはいるが、夜明け前は中には入れないので、敷地内で夜明けを迎えることはできない。もし遺跡の中で夜明けを迎えれば、印象もまた違ってきたのかもしれないな。



  人気ブログランキングへ

アドセンス関連コンテンツ

応援投票クリックしていただけるとうれしいです! → にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 本日のランキングはこちら

 
関連記事と広告


-タイ/マレーシア/インドネシア/ブルネイ

スポンサーリンク