世界、大人の社会科見学!

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2012黒海西側を行く32 赤の広場で典型的モスクワ観光を楽しんだ件

 
モスクワの観光といえば、まずは赤の広場だろう。
ロシアとソ連の歴史を刻むこの広場は世界遺産でもあり、見所が多い。私の泊まった Ivan Hostel から赤の広場までは約1.7kmとちょっと街歩きを楽しむには絶好の距離だ。

見所の多い赤の広場エリアでまず最初に向かったのはレーニン廟だ。

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政治的指導者が死後エンバーミング(遺体保存処理)されたケースは世界で15例あるが、政治情勢や世論の変化で撤去されたケースが6例あり、現在何らかの形で公開されているのは9例だ。更には蒋介石蒋経国のように「棺を見ることはできるが遺体は見ることが出来ない」ケースもある。レーニン廟は今までも何度か撤去の案が提示されているが、今のところなんとか持ちこたえている、という状態なので、チャンスがあれば早めに見ておくに超したことはない。見学時間が朝の10時から午後の1時までと3時間のみなので、早めの訪問が吉だ。当然内部は撮影禁止だけれど、こんな動画があったぞ。

聖ワシリイ大聖堂。

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「これぞモスクワの象徴」とも言えるこのロシア正教会の大聖堂は、16世紀に「雷帝」ことイヴァン4世のカザン征服を記念して建てられた。もっとも作られた当初にはこの派手な彩色はされていなかったようで、今の色合いは17世紀から19世紀にかけてなされた。日本人的には「ちょっと派手すぎるんじゃないの?」と思わないでもないけれど、ロシアでは「最も美しい聖堂の一つ」とされている。個人的にはディズニーランドみたいだなと思わないでもないのだが、口にすると馬鹿にされそうなので言ったことはない。

クレムリン。

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旧ロシア帝国の宮殿であり、現在ロシアの大統領府が置かれているこの「要塞(Kremlin)」は2km以上に渡る城壁を持つ。写真はその城壁の中でも最も大きなスパスカヤ塔だ。内部にはいくつかの宮殿や大統領府、武器庫とは名ばかりの宝物殿、聖堂などがある。更には皇帝の布告が読み上げられたり、公開での死刑が行われたロブノエメストと呼ばれる石造りの円形の壇もあり、ロシア帝国に対する反乱を指揮したクラズノフの交響曲で有名なステンカラージン(スチェパン・チモフェエヴィチ・ラージン)ブガチョフもここで処刑された。

北東には帝政ロシア時代の1893年に開業したグム百貨店がある。これもロシアを代表する建築物で、21世紀の日本で暮らす私にはどうしてもこの建物が百貨店とは思えない。中は3階建てのららぽーとみたくなっているんだけれど。中で売っている物は結構高いけれど、観光ポイントとしてはなかなか面白い。トイレも無料な上清潔だ。

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夏の赤の広場とその周辺はいつも人で賑わっていて、大道芸人や物売りなども集まる。それを眺めているだけでもなかなか楽しい。

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駆け足でも半日強、少しじっくり見学をすると1日でも足りない赤の広場周辺を見るためだけにでも、モスクワでトランジットする価値はあると思う。

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