世界、大人の社会科見学!

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フィジー/ニュージーランド/オーストラリア(/シンガポール)

2014フィジー1 40000マイルでビジネスクラス3社乗り比べができた件

 
私はあまりマイル稼ぎに熱心ではない。そりゃ飛行機に乗れば一応マイルは登録するし、クレジットカードも一応マイルの貯まる物を使ってはいるし、国内線に乗ればデルタに搭乗券のコピーをファックスして片道500マイルをつけてもらったりはしている。しかしあくまで「マイルがつくならつけておく」程度のスタンスであって、いわゆる「マイラー」さんたちのように熱心にマイルをためる気はさらさらない。別にマイルにはこだわらず、一番安くて使い勝手の良い航空会社に乗っている。なぜなら、マイレッジプログラムのマイルの価値が特にここ10年少しで恐ろしく低くなってしまったからだ。

例えば、昔はマイレッジプラスでは20000マイルで東南アジア(UAでは南アジアとしている)に往復できたものが、今では倍以上の45000マイルが必要になっている。これはマイルの価値が半分以下になったということだ。仮に東南アジアへの格安航空券が8万円だとしたら、1マイルの価値が4円から1.7円になったということになる。もちろんそこは特典旅行、繁忙期には予約が入らないことも普通だし、航空会社によっては一定期間でマイルがなくなったりもする。LCCの登場で運賃の相場も下がっている。その辺を考慮すれば、個人的実感としては「1マイル1~2円が1円以下になった」位の感じだ。

そんな中、マイルを利用したお得な特典旅行もまだないではない。例えばユナイテッドのマイレッジプラスでは、日本からオセアニアまでは25000マイルで往復できる。オセアニアと言ってもオーストラリアとニュージーランドは別扱いで往復45000マイルが必要で、25000マイルで往復できるユナイテッドの言う "Oceania" は、American Samoa, Cook Islands, Federated States of Micronesia, Fiji, French Polynesia, Guam, Northern Mariana Islands, Marshall Islands, New Caledonia, Palau, Papua New Guinea, Tonga, Vanuatu, Western Samoa、ということになっている。このうち南太平洋エリアで行けるのは、現実的にはスターアライアンスメンバーのニュージーランド航空が飛んでいる場所のみ、となる。今調べてみたら、タヒチ、ニューカレドニア、フィジー、サモア、トンガ、バヌアツ、パプアニューギニア、、だな。

nz from auckland to oceania OK.gif

ここで気をつけなければいけないのは「南太平洋は結構物価が高い」ということだ。

私は当初、オークランドから最も遠いタヒチのパペーテまで行こうと考えていた。タヒチなんてこういう機会でもなければまず行かないだろうし、時間があればランチリが週1便だけれどもタヒチとイースター島の間に定期航空路線を持っている。タヒチまで行ってついでにイースター島というのも面白いと思ったのだ。

しかし、タヒチとイースター島のフライトは2014年の夏には週1往復だけで、しかもタヒチは大変に物価が高い。仏領ポリネシアだけあって本国フランス並みに高い。しかも離島なのでもしかしたらフランスより高い物も少なくないようなのだ。ぱっとしないドミトリーが4000円、屋台で食べても最低1500円くらいなどという話を聞くと、自分なんかが生涯行かない場所であることが分かった。ニューカレドニア等も事情は一緒だ。

私は物価のあまり高くない場所に行きたい。そして、できればある程度の観光もしたい。そう考えていろいろ調べてみたところ、浮かび上がってきたのがフィジーだった。

fiji image 01.gif

南太平洋の島の中では比較的物価が安く、オーストラリアやニュージーランドからやってくるバックパッカーのための安宿(いわゆる「バッパー」)もそこそこある。また島国であるけれど四国と同じ面積を持ち比較的国の規模が大きく、その気になれば島内をいろいろ見て回ることができる。2000年/2006年にはクーデターがあり、2009年には英連邦の資格を停止され、ビチレブ島の治安も最近今ひとつ良くないらしいのだが、物価の安さの前には多少のことには目をつぶることは可能だ。(とは言っても、パプアニューギニアクラスの治安の悪さになったらさすがに避けるけれど)

フィジーまでの特典旅行に必要なマイルは前述のように25000マイルと割安なのだが、2014年の1月まではビジネスクラスでも40000マイル(現在60000マイル)という破格の安さだった。香港往復の特典旅行がエコノミーで30000マイル(現在45000マイル)/ビジネス70000マイル(現在80000マイル)なのに、飛行時間だけでも数倍の南太平洋までビジネスで40000マイルというのは、システムの欠陥じゃないかと思うほど安い。2014年2月以降は60000マイルになっているが、それでも安い。2013年の夏からユナイテッド以外での特典旅行もネットで検索できるようになっていたので、私は暇なときに空席をチェックしていたのだが、ある日こんなルートに空席があった。

・成田 → シンガポール → シドニー → オークランド → ナンディ
・ナンディ → オークランド → 成田

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シドニーからフィジーのナンディ、そしてナンディからオークランドまではエコノミーだったけれど、成田からシンガポールまでは全日空B787の新しいビジネスクレードル、シンガポールからシドニーまでは世界最強の声もあるシンガポール航空の長距離路線用ビジネスクラス、そしてオークランドから成田まではニュージーランド航空の今や貴重なヘリンボーンスタイルのビジネス・プレミアの運航日であることも確認できた。このアジア/オセアニア最強のビジネスクラス乗り比べができて消費マイルがわずか40000マイルなのだから、これを予約しない手はない。こんな面白そうなフライトを経験できるのなら、フィジーの治安が多少悪くても、我慢してやろうじゃないの!

こういう不純な動機で、私のフィジーへの旅が始まった。

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