2015 マニラ社会科見学4 SM Mall of Asia 裏の遊園地から、マニラ湾の夕日を見た件
もう1回だけショッピングモールの話をさせて欲しい。
日本にいるときにはあまりショッピングモールに行くことは私なのだが、不思議なことに旅先だとついつい出かけてしまう。トルコでもインドでもヨルダンでも「新しい巨大ショッピングモールが出来た」と聞くと喜び勇んで出かけていった。モールにあるのは、いろいろな店やレストラン、フードコート、映画館などのエンターテイメント施設と相場は決まっているのだが、それでもついつい出かけてしまうのは、そこが「現地の人が行きたがる場所」だからなのだろうと思う。そして今回は、2014年までフィリピン最大のショッピングモールだった SM Mall of Asia の話だ。
Mall of Asia (通称 MOA) は MRT の LINE1 と LINE3 が交差する EDSAから西に3km、タクシーやジープニーで約5分の埋め立て地に2006年に開業した。その規模(総床面積)こそ後に SM Megamall に追い越されることになるが、そのゆったり感は Megamall の上を行く。
ビルの間のスペースもオープンエリアのちょっとした散歩道となっていて、これが気持ちよい。Megamallは外が明るいのか暗いのかも今ひとつわかりにくい「ビルの中のショッピングモール」がメインであったのに対し、ここではオープンエアのスペースも効率的に活用されている。
暑くて雨の多いフィリピンで、あえてオープンエアのスペースを活用しているのには、Mall of Asia の裏手海側に Bay Walk というちょっとした遊園地があることが関係しているのかもしれない。
昔、パッケージツアーが海外旅行の主流だった時代、各パッケージツアーは現地の魅力を惹句で記したパンフレットを作っていたが、マニラの場合その惹句の1つが「マニラ湾の夕陽」だった。言っちゃ悪いが、わざわざ海外に行く旅行で夕陽を売りにするということは即ち「ろくな見所がない」ということでもある。 わざわざ Mall of Asia までやってきた私も、特にすることはないので、ここで夕陽を眺めてみた。
ものすごく面白いとはいわないけれど、だらだらとだれるには悪くない。海岸のコンクリート製防波堤に座るのが嫌なら、Mall of Asia の西端には海に面したレストランも多くある。ここで食事をしながら夕陽を眺めるという手もないではない。
帰りはというと、モールの前には広いジープニー乗り場があって、近隣のいろいろな場所に車を走らせてる。MRTの乗換駅であるEDSAにはたくさんのジープニーが、客が満員になるとすぐ出発している。運賃は7ペソ。なんとなくジープニーを避けていた人も、ここから乗るのなら比較的抵抗感は少ないのではないだろうか。Mall of Asia はジープニーデビューには絶好の場所かもしれない。
もっとも、その先 MRTのLINE3に乗るために私は40分間行列をすることにはなった。ちなみに行列時間が最も長かったのは平日朝8時頃、同じく LINE3 の Taft Avenue から LINE1 の EDSA 駅に乗り換えた時で、LINE 1 の行列に1時間並んで50メートルも列が進まなかったその時は、まだまだ続く先の列を確認してからタクシーに乗り換えた。どう考えても1時間程度の行列で乗れないことが明確だったからだ。空港で観光案内所のスタッフが言っていた「なかなか乗れないことがある」とは、これだったのだか、である。この程度の行列なら、日本なら10分もすれば電車の中にいることになるのだが、そこはマニラのRT、定員も頻度も少ないし行列を捌く効率も今ひとつ良くない。
もしあなたが女性で男性の連れがいなかった場合、女性専用車両と専用レーンがあるので、多少早く乗り込むことはできるが、私が経験した平日朝のEDSAレベルになると、男女の列が分かれるポイントまで1時間は並ぶことになりそうだった。マニラで本当に急ぐとき、MRTは以外と頼りにならない。ただ、終点駅や乗換駅を意図して外せば、以外とすんなり乗れることもないではない、かもしれない。
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