世界、大人の社会科見学!

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フィリピン

2015 マニラ社会科見学9 マニラ・トンドのトゥトゥバン駅からフィリピン国鉄に乗り空港方面に向かった件

 
マニラ・トンドにあるトゥトゥバン駅から出発する近郊列車は、1時間に1本から2本の割合で出発する。ちなみに枕木もろくにメンテできてないフィリピン国鉄はピナツボ山の噴火や台風、大雨で大半の路線が壊滅し、トゥトゥバン駅から北に5km、南に47kmの地点までしか走っていない。つまりフィリピン国鉄の路線はこの近郊路線が全てだ。それでも潰れないのはこの鉄道が政府の運輸通信省によって運営されているから、つまり国鉄だからなのだが、噴火はともかく台風や大雨で線路が使えなくなってしまうのは日本人の目からはあまりにいい加減で、そこが大変にフィリピンらしくて旅行者の目には興味深い。そんな国鉄の首都ターミナルがここトゥトゥバン駅で、改札口はこの1カ所だけだ。

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これがターミナル駅なのは多少寂しい気がしないでもないが、維持にお金のかかる鉄道よりバスや航空機が発達するのは仕方がない。まして過去鉄道が発達していた歴史を持たない国では当たり前だとも言える。改札を出てすぐ先にあるホームには、なんだか見たことのある車両がいた。

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なんだか昔の日本の電車を劣化させたような車両だが、これは1982年から2011年まで日本を走っていたJR東日本の国鉄203系と呼ばれる車両なのだそうだ。見た目がすすけているのはろくに車体を洗わないからであり、窓ガラスに網が貼っているのは投石でガラスが割られるからで、ドアのガラスが鉄板なのは既に割られたからかこれから割られるからだ。つまりこの電車はどこに出しても恥ずかしくない「昔の日本の電車を劣化させた車両」なのだな。ちなみにフィリピンの線路は電化されていないので、この「電車」はディーゼル機関車が牽引している。その様子がよく分かる動画もアップされていたので貼っておこう。電車を使う意味、全然ないじゃん!、だ。


車内は日本で使っていた状態のまま、に近い。ただ地味に埃っぽくてドアのガラスがない分薄暗い。

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走る電車の中からフィリピン国鉄の名物と言われる線路敷地内のスラムやすれ違うトロリーを見たいと思っていたのだが、窓が少なく汚れている上に途中から結構人が乗ってきたため外の様子がよく分からない。停車駅で開かれたドアの外を眺めるのが精一杯だ。ドアの外はかなりの確率でただの地面だったけれど。

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結局空港まで一番近い Nichols 駅までの約30分間、電車、じゃない、ディーゼル機関車に引っ張られた元電車からの車窓風景はほとんど楽しむことができなかった。ドアの窓が鉄板であることがこんなに車窓風景を見にくくすると知ったことが唯一の収穫だった様な気もする。次回はがんばって座席を確保しよう。

Tutuban駅から Nichols駅までは約30分の乗車になる。

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最後尾の車両のドアにはまだガラスが入っている。ここに来れば良かったのかと若干後悔しつつ、駅周辺の不法占拠住居を探す。

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マニラ中心部では窓からちらちら見えた線路沿いの不法占拠の住居も、ここでは高速の高架下を占拠しているのか線路沿いを占拠しているのかが大変に曖昧で、今ひとつピンと来ない。しかも、いくら待っても線路の上を勝手に走らせている人力トロリーが来ない

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あんまり来ないので近くの人に聞いてみると「この時間、この時間には走らないのではないか」とのことだった。じゃぁいつどこなら見られるのかと思って尋ねてみたが、土地の人間ではないのでわからないとのこと。実は私はトロリーを見ることを結構楽しみにしていたので、少し残念だ。仕方がないので、ここにはその動画を貼っておこう。これを見ると、トロリーはもっと都心側、はっきり言えばトンド側の方が見かけるチャンスが大きいのでは、という気もしないではない。



トロリーが見られなかったのは残念だけれど、トンドの中心部から空港界隈まで電車で来られることを確認できただけでもそれなりの意義はあった。私は鉄道マニアではないけれど、乗ったことのない路線に乗るのも嫌いじゃない。ついでに書くと、このNichols駅までは、値段がそこそこの割にマニラ・ニノイアキノ国際空港から無料シャトルがありカジノ/リゾートワールドマニラに隣接するレミントンホテルまで1.2kmの距離だ。とりあえずここから空港に向かって歩いてみることにする。


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