世界、大人の社会科見学!

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香港・深セン

2015恒例香港参り12 チャーターハウスコーズウェイベイ周辺の食環境が極めて秀逸だった件

2016/07/28

 
日頃一人旅だとドミや重慶大厦に泊まっている私が、どうして仮にもホテルであるチャーターハウスに泊まったのかというと、以前も書いたようにここが重慶マンション並の安値を示していたからだ。

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持ち出し無料のスマホ、バーでのビール1杯、毎日の日経新聞込みで1泊350HK$はこの時期でも破格だったが、今このプランを見て見たらシングルが361HK$、ツインが408HK$からになっていた。最安値は日曜だけで他の曜日はもう少し高い値段になるのだが、それでもやっぱり安い。ツインなら1人当たりの値段はユースホステル並になる。夏休みにもこの値段かよ、なのだが、これはそれだけ部屋が売れていない、ということなのだろうな。もしこのまま香港のホテル価格が下がるのならこんなうれしいことはないが、先は見えない。

このホテルの価格設定が弱気な理由として、「エコノミーシングル」なる狭いシングルがある、銅鑼湾と称してはいるが実際には湾仔と銅鑼湾の間にありMRTの駅から結構歩く、周囲が生活感に溢れたエリアで尖沙咀や中環の様な華やかなエリアじゃない、といったあたりも理由の一つだろう。しかし私はこのエリアがとても気に入った。なにしろこのエリアには安くて旨い飯屋がいっぱいある。そのうちいくつかをここで紹介したい。

まずはミシュランの常連である靠得住靚粥

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元々が魚屋説、釣り仲間が店を出した説などがあり私に真相は分からないが、ここの魚鮫魚尾粥は魚の味にうるさい日本人でも納得のおいしさだ。メニューには日本語で「魚のかまと尾のお粥」とある。ミシュランが取り上げる店の原則でもあるけれど化学調味料の味は皆無だし、おかしな臭みが全くない。HK$48の価値はある。ここはチャーターハウスから250m、徒歩4分の距離だ。

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次は昼休みに入口に行列のできていた、再興焼蝋飯

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普通の叉焼飯の店かと思ったのだが、壁のメニューに三寶飯というのがあったので注文してみる。だいたいこういう店で「三寶(三宝)」と言えば、売れ筋トップ3の肉が載っていると考えて良い。

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ほら当たりだ、豚と鴨と鶏の肉が載っている。37HK$で全部の肉が味わえるのがうれしいじゃないか。街の人気店という感じだな。ここは靠得住靚粥から更に100メートル歩いた場所にある。

飲茶だってこの辺りの店は安い。特にチャーターハウスから120mの至近距離にある稲香の平日早点は、破格と言って良い。点心のメニューのほとんどが6-10HK$である上ご飯ものが3.8HK$(≒60円)のキャンペーンもやっている。

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香港の場合、こんなことを言っていても「実はお茶代**HK$」とか「席料**HK$」とか総計額はそれなりになることも少なくないのだが、蝦餃を含む点心3品とご飯(この日は「農家肉餅飯」)とかなりの量を食べたこの日の会計がこれ。

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をい、ほんとかよ!これだけの量を尖沙咀や中環の有名店で食べたら当たり前のように100HK$以上、もしかしたら200近くの値段になるぞ?ほんとにHK$35かよ?ちゃんとポットで出てきたお茶代込み35かよ?!、である。この日の飲茶代は、私が今までいただいてきた香港飲茶の底値記録を更新した。

街市も忘れてはいけない。一応都心のこの辺りにもちゃんと街市はある。有名なのは小綺麗な湾仔街市だが、ここでは食事スポットとして湾仔道に面した鵝頚熟食中心をお勧めしたい。他の街市と少し違い、ここは分かりにくい2階の食堂街がメインの建物だ。小売店はないけれどスタイルは街市の食堂そのもので香港らしさが濃厚に漂う。チャーターハウスからだと湾仔街市までは10分(750m)歩くが、鵝頚熟食中心までは徒歩2分(190m)だ。

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昼は叉焼飯のようなお一人様メニューが充実しているが、夜は結構「みんなで食べに来てねグランドメニュー」的な店が少なくない。家族連れや仲間連れが多く、みんなで楽しそうにビールなどを飲みながら喋っている。いいなぁ。

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ここで料理を一品二品頼んでビールを飲むのも良いのだが、私にはせっかく安く泊まっているホテルの部屋がある。ビールだってホテルから30秒のスーパーで買えばここの半額だ。と言うわけで、この日の夕食はこれ。

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鵝頚街市からすぐの場所にある鴻發焼蝋飯店という外売(持ち帰り専門)の焼蝋専門店だ。焼蝋とは昼間も食べた豚や鴨、鶏のロースト系の総称だ。ロースト好きの私には、こんがり焼かれた肉がぶら下がっている店頭をみるだけで胸がときめく。ちなみにここの叉焼飯はHK$20でその辺の食堂で食べる叉焼飯に比べて肉の量が少なくとも倍はある。ちなみに20HK$という値段は、香港のちゃんとした一食としては底値に近い。おっもちかえりぃ、おっもちかえりー!

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久々に一人旅の香港で「ホテル」に、しかも窓から通気口や壁じゃなく一応景色の見える「ホテル」泊まっているのだ。HK$20の叉焼飯にサンミゲルやブルーアイスより安いスーパー最安値のkingswayビールのセルフルームサービスで、優雅な夕食も悪くない。

「優雅」。言うまでもなくこれは本気で言っている。
 いつもなら個室じゃないし外の景色も見えないからな。

ちなみに上の店を地図で示すとこんな感じになる。

香港は街歩きとごはんだけでも楽しいのに、チャーターハウスに泊まれば半径100mのエリアにこんなに安くておいしい店がある。たまには香港島泊まりも悪くない。


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