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香港・深セン

2015恒例香港参り13 香港懲教博物館で赤柱監獄の歴史を学んだ件

2016/07/28

 
子どもの頃から刑務所には強い興味があった。
「悪いことをしたら捕まって刑務所に入れられちゃうんだよ」的言葉をどこかで聞きかじり「怖いよガクガクぶるぶるでもちょっとだけ中を見てみたいよ」と思ったお子様好奇心の時代から、「コミュニティに危害を及ぼしたり権力に不都合な存在だったりする人物を社会から隔離し再教育するシステムとその運営方法」に対する興味が膨らんだ現在まで、刑務所に対する好奇心は衰えることなく、国内でも国外でもチャンスがあれば刑務所は素通りしない。そして香港にはここがある。

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香港懲教博物館

香港の矯正施設には170年以上の歴史がある。この「170年以上」というのは香港懲教署、日本で言えば法務省の矯正局にあたる部署が自ら言っている数字で、つまりは「アヘン戦争の少し前から」、もう少し言うと「清朝の頃からちゃんとあったんだぞ!」ということだな。その170年以上の矯正施設、刑務所(や拘置所)の歴史について展示しているのがこの博物館だ。

ここ香港懲教博物館は、香港最大の赤柱監獄近く、矯正署職員訓練所に隣接している。このあたりは歴史的に刑務所エリアなのだ。小洒落た店が並ぶ赤柱の大街から1km弱の距離だが、都心から行くのなら赤柱監獄が終点になっているバスに乗るのが良い。当然現役の赤柱監獄は立入禁止だ。

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懲教博物館の内部は、「懲罰と監禁」「刑務所の歴史と発展」「刑務所の内部」など10のギャラリーに分かれている。決して規模は大きくはないが、よそではなかなかお目にかかれないモノが色々ある。例えば、

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拷問器具。どうもこんな感じで使ったらしい。

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更には、

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これはモックだが、実際の刑場棟(赤柱監獄H室)はこんな建物で、

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最後に使われたのは1966年11月16日、朝7時01分のようだ。

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もちろん生活エリア、獄舎についてのモックもある。

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ちなみにこちらはこの日私が泊まっていた部屋だ。

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私の方が良い部屋に泊まっていて、すごくほっとした。

刑務所にいると時間を持て余すせいか、図画工作に没頭する人達が出現する。

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一応ご禁制ではあるが水煙草とか麻雀牌というのが多少の愛嬌もある。しかし、こうなってくると話は別だ、というか洒落にならない。犯罪じゃねーか!

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(体の皮膚に絵を描くための道具)

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(いけないお薬を吸うための道具)

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(気に入らない人に怪我をさせちゃう道具を隠す本)

ここには 「ベトナムのボートピープル "Vietnamese Boat People"」というギャラリーもある。どうやら、ベトナム統一後、社会主義を嫌って船で国を逃げ出したベトナム難民の一部が、ここ赤柱監獄に収容されていた時代があったようだ。

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更にもう少し書けば、収容された難民の皆さんは必ずしも品行方正で穏やかとは限らなかったようで、一部のみなさんは自作の武器で武装して職員と対立し、暴動もあったようだ。ちなみに上にある麻薬吸引器具や刺青器具もベトナム「難民」のみなさんの作品らしい。

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おめーら、政治難民じゃなくって頭の弱いギャングだろ?

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他にも職業訓練とか海外との協力とか功労者の紹介とかいろいろあるが、この辺はさらっと見ればよろしい。ちなみにこの施設にはお子様の団体も見学に来るようで、かわいらしい感謝の手紙なんかも展示している。

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みんな、監獄展示はそんなに楽しかったかい? おじさんと一緒だね!


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