2015 ベトナム・ダナン観光8 2011年にオープンしたダナン博物館はなかなか見応えがあった件
2016/08/22
どこに行っても博物館は重要な観光ポイントだ。ましてや「観光資源がイマイチ」のベトナムの場合、その重要度は他国に比べて2割増しくらいになる気もする。というのは個人的ないいがかりなのだが、ダナン市政府も似たようなことを考えたのか、2011年にダナン博物館をオープンした。場所はハン市場から北上して1.2km、これは素通りする手はない。
入場料は15000ドン。それなりに大きな建物で内部は3階建てだ。
順路に従って進むと、まず1階ではダナンと周辺の自然や歴史、文化についての紹介がある。ダナンは港町なので、港の歴史や漁民の暮らしが結構豊富な模型で紹介されていて面白い。
(豊漁祭)
興味深かったのが、ダナンで "NHA CHO" と呼ばれていた高床式の水上住宅に関する展示だった。主な住人は貧しい漁民だったらしい。
生活の様子を再現した模型には、大理石で装飾品を作っているものや、"DRY PANCAKE" を作っている物もある。大理石細工の方は五行山界隈で昔から行われてきたのかな、とも思うが、パンケーキの方はなぜ敢えてここで登場するのか脈絡が今ひとつ理解できない。昔の暮らし、ってことなのかな?
昔の薬局/病院の様子も分かるし、
こんな家もあったようだし、
制作会社・時期が不明の渋いバイクも素敵。
そしてここはベトナムの博物館。当然フランス戦争、アメリカ戦争時代の展示もある。
(2/3スケールのレプリカ)
(韓国から派遣された「猛虎部隊(mean-ho division)」の中部ベトナムキャンプでの写真)
(ナパーム弾)
館内には特に貴重な文化財があるわけでもなく、淡々とダナンと近郊の歴史や生活文化について展示しているだけだが、冷房の効いた広い館内でこれだけの展示を行って15000ドンなのだから、ここはなかなかお買い得な観光スポットなんじゃないかと思う。
ダナン大聖堂やハン市場を見学したら、あと10分少しだけ北に歩き、ここでダナンについての知識を増やすのも悪くない。ただ公営施設のためか昼休みの時間が長く閉館時間も16:30と早いので、訪問の際には曜日と時間を確認した方が良い。基本月曜日がお休みで11:00-14:00は昼休みになる、とのことだった。
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