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韓国

2015 2泊3日弾丸ソウル3 新村の24ゲストハウス新村は、今ソウルに増えている元コシテルゲストハウスの典型だった件

2016/08/22

 
韓国は大変な学歴/試験社会だ。

有名大学を出て大企業に就職すると、その暮らしの質はともかくそれなりの収入を得ることができるが、その辺がうまくいかないと仕事や収入でかなり不遇な扱いを受けることも少なくない。これは昔から韓国でも問題とされていて、せめて競争を公平にするためにと家庭教師を法律で禁止した時代まである。まぁ国を挙げて「学歴と収入が比例するのが当然」、「頭脳労働は肉体労働より尊い」と考えている傾向も無きにしも非ずなので、当然と言えば当然だ。

そしてそんな社会で成功しようと、司法試験や上級公務員試験、外交官試験などの「コシ(考試)」に合格することを目標に、勉強に明け暮れる暮らしを送る人達がいる。ソウルではそんな人達のために、机とベッドだけの極めて狭い部屋が提供されており、一般に考試院(コシウォン)と呼ばれる。

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部屋はせいぜい2畳かもう少し、中にはベッドと机だけがある極めて狭い部屋なのだが、このコシウォンがゲストハウスとして営業するケースがここ数年に間に増えてきた。バックパッカーにしてみれば、多少部屋が狭かろうとドミトリーとさほど変わらない値段で個室なのだから、数泊するのには悪くない。私は2009年にソウル木洞のやすらぎゲストハウスで初めてこのタイプの「元コシウォンゲストハウス」を経験した。確か18000ウォンでエアコン付きの個室に泊まれコシウォンの伝統である「いつでもご飯とキムチは食べ放題」もやっていて、かなり気に入った記憶がある。

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この頃から私のコシウォン(考試院)に対する興味は膨らみ、コシウォン発祥の地と言われる新林洞を徘徊したり、激安なコシシクタン(考試食堂)で食事をしたりもしてみた。そしてコシウォンにも家賃によってランクがあることを知った。ざっくり言えば、部屋がすごく狭くてトイレ/シャワー共同なら「コシウォン」、ほんの少しだけ部屋を広くしてトイレとシャワーをつけると「コシテル」(あるいはリビングテル、ワンルームテル)と呼ぶ。「コシテル」とはコシウォンとホテルを繋げた造語らしい。そして最近では、このコシテルも一部が転身しゲストハウス業界に増えてきた。新村の24ゲストハウス新村もそんな元コシテルだと思う。

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なぜここ24ゲストハウス新村に泊まったのかというと、イースター航空の帰国便が朝7時55分発と早い時間なので市内の空港よりに泊まりたかったこと、そしてここは地下鉄新村駅の8番出口から徒歩1分、かつ空港鉄道弘大入口まで1km以下と歩くことも可能だったためだ。エレベーターのない3階にフロントがある宿の部屋はと言うと、「どこに出しても恥ずかしくないコシテル」、だ。

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530円のクリップ式魚眼レンズのせいか部屋は広くも見えるがそれが大間違い、部屋は十分に狭い。さすがに木洞や新村のやすらぎよりは広いけれど、それでも写真の印象より3割は狭い。宿のサイトには部屋は17平米とあるが、ここにシャワーやトイレ、小さなキッチンや謎のデッドスペースもあるので、もう少し狭い印象を受ける。

隣室の音もかなり漏れる。私は運悪く深夜まで腹式呼吸で話す某国の方と隣室になり、深夜まで騒音に悩まされた。この点ではドミトリーの方がみんなマナーを守るのでこちらの方がかえってうるさいくらいで、さすがに壁をノックしたらその日だけは静かになった。いつもパッキングを済ませているバックに耳栓があってこんなに助かったことはない。

ここには木洞やすらぎの様なコシウォン伝統の無料ごはんはないが、朝6時から10時までトーストやジュースの軽い朝食はある。これはまぁないよりあった方が良い。個人的にはご飯とキムチの方がうれしいけど。

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多分元コシテルのこの宿、いろいろ欠点はあるけれどゲストハウスとしては悪くはない。部屋はそこそこ清潔にしているし、なにより地下鉄新村駅まで徒歩1分だ。しかしここが1泊4000円以上となると、「がんばって予約してまでは泊まらなくてもいいかな」と思わないこともない。部屋は狭いしベッドも小さいけれど木洞や新村のやすらぎなら20000ウォン以下で泊まれるから多少のことは納得がいくけれど、24ゲストハウス新村のラックレートで平日440000ウォン/週末54000ウォンとなると、「とても良いから絶対に泊まる!」とまでは言いにくいんだよなぁ…。

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まぁ、予約サイトだと多少の割引もあるようだし、場所を覚えておけば何かの機会に役に立つことがあるかもしれない。新村の雰囲気が好きで、多少うるさくても駅からの近さに4-5万ウォン払っても良いと思う人にはお勧めなのかもしれない。

*今検索して知ったのだが、24ゲストハウスは元コシテル、コシウォン以外にもスタンダードなドミトリーもあった。どうもここはフランチャイズタイプのゲストハウスのようで、オーナー募集のページもある。最近このゲストハウスが増えてきたのはフランチャイズビジネスよるためで、その中に新村のようなコシテルスタイルがある、と考える方が正しいようだ。


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