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韓国

2015 2泊3日弾丸ソウル6 新村「トントンデジ」の厚切りサムギョプサルで一杯やった件

2016/08/22

 
 私はかなりの間韓国で牛の焼肉を食べていない。昔はそれなりに食べていた記憶があるのだが、いつからか「牛の焼肉なら日本で食べた方がおいしいのでは?」と思うようになってきた。もちろん韓国においしい牛肉料理があることを知ってはいるのだが、それなりに値段も高いし「これなら日本で食べた方が良かったかも」と思うことが少なくなかったせいもある。

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(新村ロータリーと延世大を結ぶメインストリート)

そして同じ頃新村の路地裏で食べたデジカルビ(豚カルビ)のおいしさと安さに目覚め、この頃から「せっかくの韓国なら現地じゃないと食べにくいデジカルビを食べなきゃ」と思うようになったのだ。その頃のデジカルビは1人前5000ウォン前後だっただろうか。この値段の安さも貧乏性の私にはかなりうれしかった。

私がデジカルビに目覚めた新村の店はもうない。が、私の脳裏に「新村はデジカルビの安くておいしい学生街」という印象が焼き付いてしまった。実際の新村は、裏路地の店も減り今や「けっこうおしゃれなさほど物価の安くない街」なのだけれど、こういう記憶はなかなかぬぐい去れない。そんな新村でトントンデジという焼き肉店が人気らしい。ちょっと店の前を偵察だ。

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韓国焼肉界には「焼肉は2人前からの注文」という厳しい掟があり、ここはさほど空腹ではなかった私には相応しい場所ではなかったのにも関わらず、小さな店にたまたま1テーブルだけ空席があり、店員と目が合ってしまったためについふらふらを入ってしまう。尿酸値が下がらないわけだ。

「トントンデジ」とは、「まるまると太った豚」くらいの意味合いなのだろう。入るときにすかさず他のテーブルを観察してみると、厚切りの豚の三枚肉を食べている人達が多い。サムギョプサルだな。私は冷凍されたものを薄くスライスして並べたサムギョプサルしか食べたことがなかったので、ちょっと新鮮に見えた。1人前11000ウォンのサムギョプサルを2人前注文してみる。

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なんだか妙に迫力がある。

ちょっと考えてみると、私はこんな厚切りの三枚肉をただ焼くだけで食べたことがない。日頃は三枚肉(バラ肉)なんて角煮やラーメンの叉焼、煮物くらいでしか食べないもんなぁ。「ワタシハコレカラ ブタノ バラニクヲ ヤイテタベルノダ」、となぜかカタカナで書きたくなる。タダヤイテ、ソレヲ シオヤ タレ、ゴマアブラデタベルノダ。

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バラ肉がこんな厚切りじゃ豚脂臭いだろうと心配していたら、焼き上がりかけた肉は調理はさみで小さく切られ、他の焼肉と外見上の違いが少なくなった。これを味噌(テンジャン)やネギ、野菜と一緒にサンチュにに包んで食べる。肉に味つけがされていなくても、これはこれでおいしい。

サンチュや味付けネギなどの副菜は無料でお代わりができるのも韓国焼肉界のこれまた厳しい掟なので、店側は不自然にネギを多く食べる私の食欲に応じる義務がある。夕方大盛りチャジャンミョンでお腹いっぱいになっていたはずの私は、結局2人前の肉とビール1本をお腹に入れた。

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味は「ものすごく特別」という程じゃない。何しろ肉は(私の舌で感じる限りでは)下調理なく切っただけのもので、味付けだって普通のタレやごま油、きなこや塩だ。しかしロケーションも良いし、韓国でよくある「1人前200グラム」とあるのに2-3人前で出てくる量が明らかに少ない、という悪い掟に従っていないところも、人気の理由なのだろう。街でビールを飲むなら、これはこれで楽しいぞ。


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