2015 2泊3日弾丸ソウル11 新村じゃ多分無名の店でもデジカルビを食べなきゃ、の件
2016/08/22
朝から(やってなかったけれど)BK美容外科博物館、西大門刑務所歴史観、ソウル歴史博物館と3つの博物館をハシゴし脳がぼろぼろになったわたしは、401番のバスで旧国鉄新村駅近くに戻ってきた。こう書くとまるで私が洞ルのバスルートを良く理解して使いこなしてるように読めるが、実際は博物館のスタッフに教えてもらった。韓国の人ってこういうところはかなり親切だと思う。私が幸運なのかもしれないが、道やバスルートを尋ねると、いつでもみんなスマホやPCを駆使して一番便利な方法を教えてくれる。
さて、今夜の食事は弾丸韓国最後の夕食となるのだが、私としてはどうしてもデジカルビが食べたい。たかだかデジカルビと侮るなかれ、昔明洞のサボイホテルを定宿にしていた頃は、ホテルで「デジカルビが食べたい」と言ってスタッフを困らせ、鐘閣まで歩いたこともある。あの界隈にはデジカルビの店がない時代もあったのだ。今では明洞でも食べることはできるけれど、昔は新村まで食べにでかけたこともある。そんなデジカルビを新村泊で食べないわけにはいかない。
新村での私の理想のデジカルビ店は、店が狭くてあまり小綺麗ではなく、排煙が不十分なため店内には煙が充満していて、あまりお金持ちではなさそうな客でいつも混んでいる、といった感じの店だ。日本語のサイトやガイドブックに紹介されていなければ尚良い。ちょっと前までデジカルビの店が並んでいたエリアもあるのだけれど、今では小綺麗な別メニューの店になってしまっているところも多い。韓国は料理人の地位が明かり高くないせいか、すぐに店が入れ変わったり、業種換えしたりしちゃうんだよねぇ。
そんな中今回手をうったのがここ。
「ウチョンカルビ」と読むのかな?店内をのぞくと家族連れが入っているのが好印象だ。店に入ってメニューを見せてもらう。
デジカルビ1人前が10000ウォンを超えることはここ数年の物価高を受け入れられない私にはきついけれど、これが相場であることは昨夜の調査でも分かってはいる。今日は結構疲れたし、ここでもいいかな?
お、付け合わせにチャプチェがあるぞ?最近ではカップ入りもあるし日本のお祭りで屋台がでていたこともある春雨の和え物で私はこれが好きだ。これでビールコップ一杯だな。
うむ、デジカルビはいいな。「豚肉をタレに漬け込んで炭火で焼く」というスタイルは日本では一般的じゃないし、これぞ韓国って感じだ。日本で漬け込んだ肉を炭火で食べるというと、北海道のジンギスカンが一番近いだろうか?私はこれも好物だ。昔は5000-7000ウォンが相場だった気もするけれど、まぁ今物価高は日本以外では当たり前に進行しているので、そろそろ受容するとしよう。
昨日食べた同じ新村の人気店「トントンデジ」も苦手な厚切りサムギョプサルのわりに悪くはなかったけれど、個人的にはここの古典的なデジカルビの方が好みの味だ。予算はどちらもそんなには変わらない。場所は新村ロータリーを300メートル程延世大学方面に北上し、右に「滄川教会」というちょっと大きな教会が見えたらその手前を右折、Yonse-ro(延世路)12Gilという道を入って100メートル程度の右側だ。
値段も高くはないし味も悪くはないし、「普通の韓国のデジカルビ屋」を楽しむには悪くないと思う。