2015タイ/タオ島5 チュンポンからボートでタオ島に辿り着いた件
2016/08/22
朝4時のチュンポン駅。
駅前というより駅横のタオ島への高速船を運航するロンプラヤ社のチケット売り場には行列ができている。みんなタオ島に渡りたいのだ。通しチケットを持っていない人、チュンポンからチケットを買う人はここに並ぶ。私も並んだ。
ちなみにタオ島に行く船のチケットは運が悪いと売りきれることがあるらしい。どうせタイのことだから多少の定員オーバーくらいするんじゃないのか、と思わないでもないのだが、本当に満席で買えないこともあるのだそうだ。ロンプラヤ社真面目だ。もしかしたら「多少」じゃ済まない定員オーバーになるのかもしれないな。朝4時にオフィスに来るのにはこういう理由もあるようだ。心配な人はネット予約をした方が良いかもしれない。
タオ行きのスピードボートチケットが600バーツ、更に駅前から港行きのバスチケットが100バーツ、合計700バーツ。港までは、ロンプラヤの大きなバスの横にトラックがいて荷台に客を乗せている。きっとこちらは安いのだろうとは思ったが数十バーツ程度の違いだろうし安心料と割り切った。
駅のホームでは売店が開いていて、列車で到着した乗り換え客が朝食をとっている。お値段はと言うと地味に高めでセブンイレブンの倍少しなのだけれど、周辺には開いている店がない。仕方ないのでやや高めのカップ麺で朝食。どうせ港や船の中に行っても似たような値段かもっと高いかだ。
連絡バスの1階最前列に陣取り、チュンポンから1時間弱も走っただろうか、
港に着いたときにはもう日が昇っていた。港の駐車場にはバンコクから来たであろう大型バスが並んでいる。結構な人数が乗るようだ。
チュンポン(あたり)の港からタオ島に行く船はカタマラン(CATAMARAN)、高速双胴船だ。
朝7:00(冬季は7:30っぽい)にチュンポンの港を出て、約2時間後にタオ島に到着する。時刻はおおよそ朝の9時過ぎ。前日の午後2:30にバンコク・ドンムァンをエアアジアで飛び立った私は、約19時間かけてタオ島に到着した。
バンコク、スラーターニー、チュンポン(1泊)、郊外の港、タオと、どうしてこんなまどろっこしいルートを地力で移動したのかというと、エアアジアのバーゲンチケットが取れたためでもあり、夜行バスに乗りたくなかったためでもあり、夜は平地のホテルで眠りたかったためでもあり、ありとあらゆる種類の船という乗り物に乗る時間を最短にしたかったからだ。私は特に船に弱い。
実を言うと、スラーターニーからはナイトボートでタオに行くという選択肢もあった。
空港から例のロットゥで素直に終点まで行けばそこはフェリー乗り場で、そこを夜11時に出て朝の6時にはタオ島に着くという、エアアジア・スラーターニー便利用者にはかなり利便性の高いスケジュールだ。運賃も650バーツと、チュンポンまで遠回りして乗るボートより安い。船に弱い私だが、強力な酔い止めをめいっぱい飲めば、なんとかなるんじゃないか、と思ったこともあった。が、ちょっと調べて見て分かった。
よほどの事情がない限り、こんな奴隷船に誰が乗るか!