2016初めてのイラン1 初イランの旅行ルートとチケットを考えた件
2016/08/22
イランに行くのは今回が初めてだった。
過去にもイラン行きを計画したことは何度かある。実際にチケットを予約したこともあるのだが、その航空会社が、いやはっきり書こう、エアアジアのテヘラン線運航中止で行き損ねたこともある。その後も機会をうかがってはいたが、ラマダンが7-8月の旅行シーズンに絡んでいたため、なかなか予定の調整がつかなかった。外国人旅行者とは言え、イランのラマダンはかなりきつそうじゃないか。
まぁ、この頃はまだ7-8月にイランに行こうと考えていたわけだ。しかし、いろいろ調べてみるうちに、ラマダンじゃなくとも夏のイランはかなりきつそうだということが分かってきた。特にアラビア海側は暑さが厳しい上、2015年には体感温度摂氏74度(華氏165度)という熱波も記録されている。安宿やバスを使いタクシーなどなかなか乗らない貧乏旅行者に、これはきつい。
というわけで、私はイラン行きを冬に切り替えた。
たっぷり時間があれば全土をゆっくりと回りたいところだが、あまり時間に融通の利かない冬だと、特に今年はいいところ10-12日が旅行期間の限界だ。私は訪問地を、シーラーズ、ヤズド、エスファハーン、テヘランの4都市に絞り込んだ。他にも魅力的な場所はあるのだが、10日ちょっとでは厳しい。上の4都市を地図に示すとこうなる。
これは、できればシーラーズとテヘランのオープンジョーでチケットを買いたい。
もちろん、テヘラン往復を買って到着後そのままシーラーズに飛び北上(あるいはその逆)、という手もあるし、イランは国内線の航空券が安い国ではあるのだが、安い分結構混雑するという話もある。それに単純往復もオープンジョーもあまり値段が変わらないケースだって少なくない。
シーラーズとテヘランのオープンジョーが発券できる航空会社は、毎度お馴染みのアエロフロートの他は、トルコ航空、エティハド航空、エミレーツ+フライドバイ、カタール航空などがある。予約時期や旅行時期により航空券の価格は変動するが、今回の最安値はアエロフロートとカタール航空だった。
そしていろいろ調べてみると、カタール航空の場合、乗り継ぎ時間によってはドーハのホテルが無料で提供され、そのための入国ビザ代100カタールリヤル(約3100円)もカタール航空が負担してくれるらしい。そして往路をシーラーズにすると、乗り継ぎ時間の関係でドーハ1泊の対象となる。ちなみにアエロフロートだと10時間ほどのモスクワ放置となる。(今ではシーラーズ行きが検索できない)
カタールの首都ドーハは「世界一退屈な街」とも言われる。これは本当かどうかはわからないけれど、こんな機会でもなければなかなか行かないだろうことも事実だ。
今回のイランは、カタール経由に決定だ。