世界、大人の社会科見学!

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イラン、カタール

2016初めてのイラン14 ”Pink Mosque” ことシーラーズのマスジェデ・ナスィーロル・モスク(Nasir al-Mulk Mosque)は Parhami Traditional House から89メートルの距離にあった件

2016/08/22

 
 シーラーズの Parhami traditional house は英語が堪能なSoroush Parhamiさんが経営する全6室のホスピタリティにあふれたゲストハウスだ。到着までFacebookやgmailでレスポンス良くサポートしてくれるのはもちろん、到着後の面倒見も良いし wifiも速い。そしてここは、あの「ピンクモスク」から89メートルの距離にある。

「ピンクモスク」ことマスジェデ・ナスィーロル・モスクは19世紀末に立てられたモスクで、ペルシャ絨毯の敷き詰められた西側礼拝堂に差し込む、朝のステンドガラス光が美しいことで有名だ。そしてこの光景低い位置から光の差し込む早朝にしか見られないという。

しかし、早朝なら良いという物ではないらしい。ステンドガラス越しの光が絨毯を照らすためにはそれなりの日射しが必要で、朝であっても光の差し込まない天気ではその光景を楽しむことはできない。幸いこの時期は乾期なので陽光は期待できるけれど、その強さはその時にならないと分らない。要は「早朝に行ってみないと分らない」訳で、こういう観光ポイントが宿から近いのはありがたい。よおし、ここは一つイチで行ってみようではないか。

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見学時間:7:30-11:30,14:30-17:00 (休金 8:00-11:00,15:00-17:00)
門閉まってるし。早ければ良いというわけじゃないことは現地で理解した。

宿に戻ってお茶を飲み、30分後に再訪する。

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見る人が見ればそれなりに興味深いモスクなのだろうとは思うが、正直素人目には規模も伝統も「ものすごい」という物じゃない。異国の一般観光客的には、やっぱりここはピンクの礼拝堂を見てなんぼ、だ。というわけで礼拝堂へ。

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そうすっねぇ。きれいっちゃきれいなんですけど、そんなに大喜びする程のもんじゃないですねぇ。礼拝堂にいる他の観光客も同様の印象のようで、多少残念そうな顔をしている。多分私もそんな顔をしていたのだろう。中庭に出ると、モスクのスタッフが話しかけきた。

「まだまだ光が少ないな」

私は小一時間寺院で朝日を待ったのだが、その話っぷりによると、光が差し込んだときの光景は今とはかなり違うようだ。最近人気が出てきたこのモスクは、イランの他の観光ポイント同様入場料がうなぎ登り状態で、私が訪問したときには100000リアル(≒350円)という高値だ。2ヶ月前まで50000リヤル、1年前には30000リヤルだと聞くと、とても悔しくなる。こんな大金を支払ったんだからと、ゲートのスタッフに「宿に戻って朝ご飯食べてきていい?」と聞くと、「おまえの顔は覚えたし、今日中は自由に出入りしていいぞ」との許可をいただく。よし、宿で食事をしながら太陽待ちだ。

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宿代に含まれている朝食は、紅茶にパン、バターにチーズにジャム、トマトにキュウリ、果物程度で、運が良いと豆のスープがつくことがある。イランの6室の宿としては結構がんばっていると思う。この日はモスクへ急ごうと紅茶とパンを一切れいただいただけだったので、仕切り直しにたっぷり朝食をいただき、陽光を待つ。

ちょっと光が強くなってきたので、あわてて西礼拝堂再訪。宿から礼拝堂からはは小走りで1分の距離だ。

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ふむ、なかなかきれいだ。確かに礼拝堂の奥までこの光が届くには、低い角度からのそれなりの光量が必要になる。冬の朝が一番条件が良いだろう。さっきのスタッフは、「毎日見られるって訳じゃないんだぞ」とちょっと得意げだ。実際、こんな光景が見られたのは、この朝は10分程度だけだったように思う。少しすると極彩色の光はふっと弱まり、最初に礼拝堂に来たとき同様の光景になった。

「ピンクモスク」ことマスジェデ・ナスィーロル・モスクは、美しい。確かに美しいのだけれど、なんていうんだろう、肉眼で見たときより、写真で見た方がその美しさが分りやすい気がしないでもない。1年前娘と行ったアンテロープキャニオンの時と同じ、「インスタグラム御用達写真撮影用観光地」疑惑もぬぐいされない。私は激安デジカメのオートモードでこれを撮影したのだが、マニュアルで撮影してフォトショップでもかければ、誰でもやたら美しい画像を作ることができそうな気もする。

まぁ有名観光地の小綺麗な画像は、みんなそんなもんなんですけど。

雰囲気にやられたか思い込みの激しい欧米系金髪碧眼のおねえちゃんが瞑想ごっこをしていたけれど、ここ、モスクですから。あなたイスラム教徒じゃないでしょ?

いや、素直にここで瞑想をしてしまうくらいじゃないと、旅行は楽しめないのか?むしろ素直に瞑想できるこのおねえちゃんは、旅の達人なのかもしれない。心が汚れて素直な心を失ってしまった私には、マネはできないなぁ。

ちなみにここには由来のよく分らない井戸や地下室もあって、ここもライトアップされていたりする。

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ここは光を楽しむことができるモスクなのだな。

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