世界、大人の社会科見学!

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イラン、カタール

2016初めてのイラン19 シーラーズの街とバスとバーザーレ(バサール)

2016/08/22

 
 バスターミナルから街の中心部までも4-5km、歩けない距離ではないが遺跡を見た後なので市バスに乗ってみる。市バスの運賃は路線(ともしかしたら乗る距離?)によって2500~3000(≒8-10円)。インフレが激しいイランの中ではかなり押さえられている額だ。まぁ公共交通機関の運賃がぐんぐん上がったら暴動モノだけれど。私は初めて100リヤル単位の硬貨を見た。

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内部はは当然男女別にエリア分けがされている。このバスでは前半分が男性席、後ろが女性席だった。車両によっては前後を仕切るバーがあることもある。車掌がいないので私は運転手に運賃を聞いて支払ったけれど、そう言えば女性はどうするんだろうな?

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市内中心部の市場、バザーレ・ヴァキール近くでバスを降りる。

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ここは中東に良くある屋根のあるバザールだ。ドーム状の天井と屋根が、雨や強い日射しから買い物客を守ってくれる。この日陰は空調のない時代にはありがたかったのだろうな。

 シーラーズの街並はなかなか美しい。
裏道はちょっと迷路っぽいいかにも中東と言う雰囲気だが、表通りは場所によっては街路樹などもあったりしてお散歩気分を高めてくれる。

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これは革命前のパフラヴィー朝がシーラーズを「イランのパリ」にしようと、街路樹を始めインフラが整備されたためなのだが、そのおかげで、シーラーズは現イラン政権にウケがよろしくない。なんと「シーラーズはパフラヴィー朝の退廃の象徴」なのだそうだ。パフラヴィー朝のシャーが「イラン建国2500年祭典」なるチャラ臭い催し物をこことペルセポリスで行ったのも、印象がよろしくなかったようだ。

このイベントは1971年に行われた。イラン革命が起きたのは1979だからその8年前。世界的に今より反米の気運が高かった時代の親米政権に不満を持つイスラム教徒も多かっただろうし、この祭典自体が「当時のシャー(皇帝)であったモハンマド・レザー・パフラヴィーの治世における発展を、誇示することにあった」(日本語版wikipediaより引用)と言われている。そりゃ今の政権が気に入るわけないわなぁ。

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