2016初めてのイラン23 ヤズドの沈黙の塔へは、市バス2本で行くことができる件
2016/08/22
私がヤズドで一番見たかったのは、沈黙の塔だった。
沈黙の塔はゾロアスター教での鳥葬施設で、ヤズド郊外にあるそれは現在では使われていない。しかし現在使われていないそれには誰でも自由に登り入ることができる。”Tower of Silence ” とは英語での勝手な呼び方で、ペルシャ語では"Dakhmeh"(ダフマ、あるいはダフメ)と呼び、ヤズドの旧市街中心から10km程南に行った所にある。不便でタクシー代が高い空港やバスターミナルよりもう少し遠い。
最新版の日本語有名ガイドブックには「中心部からタクシーをチャーターすると運賃は言い値で往復5-6万リヤル(30分待ち)」とあるが、2016年の宿での言い値は往復20万リヤルだった。バスターミナルへの片道が言い値で10万リヤルなのだから、まぁ、理不尽じゃない。でも、私にはとっても高い!
なんとか市バスで行けないかと最新版の日本語有名ガイドブックにはを読むと、「市内バスを利用する場合は何度も乗り継がなければならないのであまりお勧めしない」とあり、でも、小さな広域図に「沈黙の塔行きバス(乗り場)」が描かれていて、これが唯一バス情報になる。地図を見るとSafaiyehホテルに近いアトゥラスティー広場からバスが出るようだ。ネットで検索しても他の情報は手に入らない。
しかし断言する。
アトゥラスティー広場に行っても、ダフメ行きのバスを捕まえるのは事実上不可能だ。
私はこの情報を鵜呑みにして2時間を棒に振った。
ホテルや観光案内所のスタッフも知らなかったけれど、沈黙の塔に行くには、高速のインターチェンジ沿いにある Shohaday-e-Mehrab (میدان شهدای محراب) という市バスターミナルに行く必要がある。私はたまたま乗ったバスの運転手に教えてもらった。
ここ大きくはないけれどそれなりの規模の市バスターミナルで、市内中心部に行くバスもある。旧市街からここまで走るバスは何本かあるが、水道博物館周辺からのバスが本数が多い。申し訳ないのだが、メモをなくしてバスの番号は忘れた。
Shohaday-e-Mehrab (میدان شهدای محراب) には切符売り場の窓口があるので、ここで「ダフメにいきたい!」と言えば、バスを教えてくれる。つまり、このバスターミナルに来ることができれば、沈黙の塔には市バスで1回の乗り換えで行くことができるのだ。バス代は2000-3000リヤルだったように思う。こちらもバス番号は忘れてしまった、申し訳ない。
バスの中で「ダフメ、ダフメ」と言っておけば運転手が最寄りのバス停で降ろしてくれる。バス停は沈黙の塔から500メートルくらい北に離れたロータリー沿いにあり、南方に塔の姿が見えるので、迷うことはないだろう。
せっかくの沈黙の塔、もちろんタクシーを使うのもありだとは思うが、車の現地待ち時間が僅か30分では、二つあるうちの一つの塔にも登れるか登れないかだ。二つの塔に登って、下にある遺族の待合所などを見学するには、少なくとも2時間程度必要だと思う。個人的にはここはやっぱりバスがお勧めだな。多分このルートと情報は、2年後くらいの有名ガイドブックにパクられてると思う(笑
(2016.7.14追記)
あ、そうそう、ヤズドの水博物館から沈黙の塔までのバス番号を書いたメモが出てきたので、ここに書いておこう。水博物館前、mehrabの市内バスターミナル、そして沈黙の塔を結ぶバス番号は、812と423だった。どっちが 水道博物館前ーmerhab で どちらが merhabー沈黙の塔なのかは、今となっては思い出せない。頭が弱くて申し訳ない。
↓↓ 多分これ日本語・英語ではネットで初めての情報だと思うのだけれど↓↓
↑↑ 私のブログ、評価は低いです(苦笑! ↑↑