世界、大人の社会科見学!

上の「世界、大人の社会科見学!」の題字をクリックすると記事一覧へ移動します。観光の王道から微妙に外れた、ちょっとへそ曲がりな海外・国内旅行記です。

スポンサーリンク

イラン、カタール

2016初めてのイラン34 ジョルファー地区のキリスト教徒居住区で教会をチラ見したあと、それはそれは美しい夜のスィー・オ・セ橋に見とれた件

2017/06/09

 
 イランホテルからチャハールバーゲパイーン大通りを1km程南下すると、ザーヤンデ川に突き当たる。そして大通りを直進するように川にかかるのが、スィー・オセ・ポル。アッパース1世の都市構想に基づき1602年に作られたイスファハーンの11の橋の1つだ。関ヶ原の戦いから3年しか経っていない頃完成したのだな。

「スィー・オセ・ポル(Si-o-seh pol)」とはペルシャ語で「33のスパンを持つ橋」の意味であり、その名の通り長さ約300m橋には33のアーチがある。有名日本語ガイドブックには、「スィー・オ・セ橋」とある。

この橋は車の通行ができない歩行者専用橋でありいつも人で賑わっている。

IMG_0046.jpg

IMG_0053.jpg

IMG_0049.jpg

橋を渡った南側にはあまり観光的見所はないが、南西方向に1.5km程歩くと、アルメニア人居住区のジョルファー地区がある。絹交易で大きな役割を担ったアルメニア人が、アッバース1世によって移住させられた場所であり、キリスト教教会も作られた。ジョルファー(Julfā)とはアゼルバイジャンのアラス河畔にある町の名前なのだそうだ。

アルメニア人は交易の収益をオスマン帝国の手に渡したくなかったアッバース1世が、強制的にアルメニア人をここに移住させ、その代償として特権を与えた、らしい。ちなみにジョルファーの西にあるゲブラーバードには、ゾロアスター教徒の居住地区もあったらしい。

ジョルファー地区。

IMG_0060.jpg

IMG_0075.jpg

IMG_0085.jpg

イランにしては欧州の匂いがする街だ。街のそこかしこにちょっと小綺麗なカフェなどもあり、オリジナルカクテルを売りにしているが、そこはイラン、全てノンアルコールだ。ちょっと有名なレストランもあるけれど、もちろんポークなどはあり得ない。

IMG_0073.jpg

IMG_0062.jpg

ジョルファー地区には1664年にアルメニア人によって建てられたヴァーンク教会がある。このエリアには13の教会があるが、その中で一番有名なものだ。

IMG_0091.jpg

IMG_0084.jpg

IMG_0087.jpg

入場料20万リアル。

あ、私帰ります。チケット販売時間過ぎても入れそうな雰囲気じゃないし。でもその前に、入り口から中の写真、1枚だけ撮らせてね。

IMG_0086.jpg

この日は少し多く歩いたので、ジョルファー地区からはバスで帰る。スィー・オ・セ橋北端にあたるエンゲラープ行きのバス乗り場はの位置は、有名日本語ガイドブックに正確に描かれていた。バス代は3000リヤル。

IMG_0098.jpg

そして、この日のハイライトは夜のスィー・オ・セ橋。

IMG_0101.jpg

IMG_0103.jpg

IMG_20151230_172852.jpg

IMG_20151230_172926.jpg

どやっ!俺の橋じゃないけれど、どやっ!!

私はこの光景に見とれて、1時間くらい眺め続けた。好みの問題といえばそれまでだけれど、ライトアップされたイラン、そして中東イスラム文化圏の光景は、私の脳を直撃する。なんていうんだろう、官能的な美しさ、と言ったら語弊があるだろうか。こんな光景を好きなだけ眺めることができるのも、旅行の醍醐味だな。

↓↓ 鋭意ランク下降中ですが更新してみました ↓↓
 人気ブログランキングへ
↑↑ 救済クリックしていただけるとうれしいです! ↑↑

アドセンス関連コンテンツ

応援投票クリックしていただけるとうれしいです! → にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 本日のランキングはこちら

 
関連記事と広告


-イラン、カタール

スポンサーリンク