2016初めてのイラン43 テヘランの巨大バザールで迷子ライフを楽しんだ件
2016/08/22
テヘランのバザールは、街の中央、エマームホメイニ広場の南側にある。歩けない距離ではないけれど、喉を痛めた私は宿から地下鉄に乗った。
4本の大通りに囲まれたこのバザールはとても広い。東西、南北にそれぞれ1.5km程の距離がある。1辺1.5kmで概算すると、おおよそ東京ドーム50個分の広さ、ということになる。しかも、このエリアは迷路のように入り組んでいるので、中を歩いているともっと広く感じる。治安はそんなに悪くはないので、テヘランで迷子ライフを楽しむには絶好の場所だ。
例によって石造りでドーム型の屋根があるバザール構造だ。イランの厳しい日射しや雨を避けて買い物するには一番適切なのだろうな。この屋根があるバザールは中東を中心によく見かけるし、日本では札幌の狸小路や東京ディズニーランドのワールドバザールがそうだ。ちなみに他所のディズニーランドではワールドバザールに屋根はない、と、これがどうでもいいか。
イランではここしばらく物価高がとても激しいのだそうだ。旅行者でも「古い情報」と割り切っているガイドブックと現地価格の大きなギャップを感じざるを得ない位なのだから、現地で生活している人にとっては切実だろう。インフレということなのだろうが、収入が物価上昇について行けるのかというとそこは経済、人が望むようにばかりは動かない。シーラーズで聞いた話だと、「今はとてもインフレが激しいので、必要な物があったら早く買ってしまった方が良い」のだそうだ。そんな背景もあってイランの人の物品購入意欲はとても高く、それがバザールの人混みになる。

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バザールでは、同一のエリアで同一の商品を売っている。服なら服、食器なら食器、絨毯なら絨毯、という感じだ。一目で外国人と分る私には、どこのバザールに行っても絨毯屋から熱い視線と暖かい言葉をいただく。いや、私ペルシャ絨毯を敷くような暮らしはしていませんし、善し悪しを見分ける目も持っていませんから。絶好のカモですけれど、あなたの餌食になる気はありませんから。ま、喉が渇いているときは紅茶の1杯くらいいただくことはあるけれど。
テヘランのバザールは迷子ライフを楽しむには良いところだけれど、これはテヘランに限らずなのだが、飲食店が極めて少ない。「滅多に見ない」と言って良いレベルだ。なのでお腹が空いている場合は、バザールより外に出た方が良い。お、水煙草の店もあったぞ。
ついでに書いておくと、レストランも安食堂も、比較的早い時間に閉まることが多い。夕方には閉めてしまう店も少なくない気がする。昼にチェックしておいて夜に行くともうやってない、というケースも少なくなかったし、「米はないけれどいいか?」なんてこともあった。夜は米を食べたい私は、ちょっと悲しかったぞ。

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サンドイッチ屋なんかは、比較的遅い時間まで開いているし、値段も安めなので使いやすい。これは聞きかじった話だけれど、「イランで外食をすることは贅沢なことで、チェロウキャバーブを食べるのは寿司屋で大トロを食べているようなもの」なのだそうだ。大トロはともかく、外食が贅沢なのは理解できる。しかし、サンドイッチなら、例えばコロッケのサンドイッチなら値段も15000リヤルからと米系の食事よりはかなり休めなので、イランで食事を安くあげようとする場合には、サンドイッチを食べていれば良い。
私はビールも米もない食事は辛いので、せめて米だけは食べたかったけれど。
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