2016初めてのイラン44 サウジ大使館襲撃の朝、タクシーでテヘラン/エマームホメイニ国際空港に向かった件
2016/08/22
イランを離れる日がやって来た。
10日間という駆け足の旅行だったけれど、イランは旅行者に親切で見所も多い、実に旅行しがいのある国だった。出発の朝、街からは北の雪山が朝焼けに染まって、それは美しかった。この街が酷い大気汚染だなんて、この景色を見る限りなかなか想像できないよなぁ。
テヘランには二つの空港がある。
一つは国内線がメインのメフラーバード空港、そしてもう一つが国際線がメインのエマーム・ホメイニ国際空港で、私が行きたいのは後者なのだが、これは街から遠く市内中心部からは50km以上ある。空港までの鉄道路線はなく、公共の交通機関としては地下鉄Shahed駅やHaram-e motahar駅を通過する「24時間運行のバス」があるのだが、運行頻度は極めて不安定で、1日走らない日もあるらしい。つまり、バスで定時に空港に到着することは事実上不可能なのだ。というわけで、たいていの場合旅行者は空港までタクシーを利用することになる。
このタクシーの問題についてはテヘラン到着時から気にしていて、いろいろ情報収集に努めたのだが、「素直にホテルに依頼するのがベスト」だという結論に達した。Hotel Markazi で突出して旅行者に親切なfatimaさんにタクシーを手配してもらい、30万リヤル(≒1030円)。イスハファーンからテヘランまでのVIPバスより高いが、他に選択肢はない。
むしろこの30万というのは信用できる価格としては安い方で、他の場所では40万とか50万なんて話も聞いた。「もしかして道を走っているタクシーの中には20万か25万でも行ってくれる車もあるかもしれないけれど…」とfatimaさんは言うけれど、約束の時間にホテルに来てくれる車の方が安心だ。私はホテルでタクシーを手配した。「誰かシェアできそうな人がいたら教えてね」とも言っておいたけれど、やっぱり誰もいなかった。
空港までは渋滞なしで約1時間というところだろうか。
エマームホメイニ国際空港は、近代的な設備の大空港だった。
カタール航空にチェックイン。
往路と違い、今回は定刻の出発のようだ。出発までさほど充実してはいない免税店などをのぞき見してみる。
そうだったか、キャビアがあったか。
イランはカスピ海に面しているので、キャビア売られていても不思議はない。きっとそれなりに質の高いものなのだとは思うが、私はキャビアが支払った値段にふさわしくおいしいと思ったことがないので、ここ10年以上チャンスがあっても買ったことがない。
昔テヘラン市内には「瀬里奈」という日本料理店があって、ここでキャビア寿司をいただくのがテヘランの到着儀礼だという時代もあったようだけれど、10年くらい前で2貫$5だか$7だか、まぁ安くはなかったようだ。カナッペとかなら、食べたいとは思わないけれど、寿司ならばそれなりにおいしいかもしれないな。
さぁ、出発の時間だ。
さよなら、イラン。私は、絶対また来るよ。
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