2016初めてのイラン45 カタール航空QR483便のビールつき機内食と、ドーハ空港の乗り継ぎ用の仮眠室”Quiet Room”
2016/08/22
QR483便はテヘランからドーハに向かう。
ドーハへはシーラーズ程近くはなく、約2時間のフライトだ。シーラーズ線よりは乗客は多いのか、この日は機材もA320ではなくワイドボディのA330だった。
A320のギャレーにはオーブンがないことが少なくないが、A330は機材が大きく、ギャレーにオーブンがある場合が多い。となると機内食事情も少し違ってくる。往路のQR476便ではコールドミールだったが、帰路のQR483便ではホットミールが提供された。正直、ちょっとうれしい。飛行時間が1時間か2時間か、という問題も大きいな。
しかも、飲み物にビールがある。飲兵衛が多いロシアのアエロフロートや、イランと対立する米系の航空会社ではまず有料なのに、イスラム教シーア派国とスンニー派国を結ぶイスラム教国のエアラインでビールが無償提供されることに感謝しつつ、多少後ろめたい感じでいただく。10日ぶりのビールだ。
おいしいけれど、食事時のビールはやっぱり習慣の問題だな。私の体はこの10日間で「夕食時のビール、なければないでいいよ」と言うようになった。日本だと夕飯時にビールがないと、大事な何モノかが欠落した気持ちになってしまうのだが、意外とこんなもんなんだった。長年吸っていた煙草だって喉の手術をきっかけに全く苦痛なくやめられたし。人間なんてこんなものなのかもしれない。禁酒禁煙、私はもういつ刑務所に入れられても平気だと思う。旅行に行ける刑務所あるかな?
窓のから雪山が見える。地図を眺めると、イラクのように思われる。いつか平和になったら、私もアラビアンナイトに何度も出てくるバグダットの街を歩きたいものだ。バグダットという街の名前は、現在の悲惨な状況を知りながらも、それでも私にはとてもロマンチックに響く。
ドーハ国際空港、到着。
時刻は午後1時20分。乗り継ぎの成田行きは深夜発だ。どうしてこんな早い時間にドーハに着いたのかというと、例によってトランジットホテル欲しさだったのだが、テヘラン→ドーハ間には、もっと乗り継ぎ時間の短い便があったため、ホテルはいただけないことを、私は知らなかった。無料のトランジットホテルは、もっとも接続の短い時間便の乗り継ぎが8時間以上の場合にのみ提供される。これに気がついたときは、既にフライトの変更に手数料がかかる時間帯だったため、私は潔く約半日弱をドーハで過ごすことになった。欲は身を滅ぼす。
日本発の運賃が安いカタール航空は、ヨーロッパや中東、アフリカ行きでも安めの運賃を提示しているが、ドーハ乗り継ぎだ。カタールが最終目的地の乗客だけじゃ、この規模の航空会社は成立しない。なので、新しいドーハの空港には、乗り継ぎ客用に”Quiet Room”という無料の仮眠室を用意している。とりあえず、少し仮眠させてもらおう。
うーん、確かにこれは「仮眠室」だな。
水平ではないので、長時間眠ることは難しいけれど、1-2時間うとうとすることはできる。まぁ、空港の中に何カ所も用意されているあたりかなり秀逸なのだが、それでもこれは仮眠室だ。しかも、”Quiet Room” と言っても、運が悪いと大声でしゃべりまくる親父さん達がいたりして、なかなか眠れない、ということもある。こういう時には、相手が自分の不作法に気がつく前に、仮眠室を変えた方が良い。”Quiet Room” の中には、男女が同室できる ”Family Quiet Room” もあり、子連れの多いそちらの方が静か、などという逆転現象もないではない。
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