世界、大人の社会科見学!

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中国

2016丹東11 虎山長城の北から、北朝鮮領内に行く船に乗った件

もう一度、中朝国境の事情を確認させてほしい。

中朝国境の南側は、川幅の広い鴨緑江という川が国境線になっているが、実はこの川には広い中州がたくさんあって、それらはほとんど全て北朝鮮領になっている。なので、地図上では幅の広い川に見えるけれど、実はそこには「広い中州と細い国境の水路があるだけ」という場所も多い。

下の地図は中朝国境が極めて近い虎山長城周辺の地形図なのだが、左下の四角いアイコンをクリックして地図表示にしてみてほしい。

↑ ほら、地図ではこの中州はないことになっている。中州の真ん中に北の村はあるけどね。

 

先に書いたように、虎山長城から東に歩くとやがて国境の細い水路を右に眺め始める。そしてそのまま川添いを歩くと、虎山から30分少しだっただろうか、小さな展望台の先にこんな施設が見えてくる。

tanton_day2[109]

遊覧船乗り場だ。

このあたりの遊覧船は丹東市内の鴨緑江を行くそれとは違い、中朝国境の入り乱れた中州地帯を縫うように行く。あっちは中州のあまりない川幅の広い場所だから単純に対岸に近づくだけだが、こっちはそうはいかない。この細い水路の向こう側から東は北朝鮮領内になるのだが、なんとこの船は、四方を北朝鮮領土に囲まれた川を行こうというのだ。

boat route

国際法的に問題があるのかないのかよく分からないが、鴨緑橋界隈の船が国境線である川を行き北朝鮮領に近づくように、この船も公海(川?)である鴨緑江を行くだけなのだ、多分。

確かに広い中州はあるし、そこには北朝鮮の人の家も結構あるけれど、でも、そこはやっぱり中州であって、きっと船は地図上の鴨緑江対岸までなら行っても良いのだ。一番上の地図を、地形図表示と地図表示をかちゃかちゃ切り替えると、なんとなくそんな気がする。

てか実際に行くし。

tanton_day2[111]

もっとも私だって、乗る前から詳しいルートを知っていたわけじゃない。帰国後記憶とgoogle earthの衛星写真の映像を照らし合わせてやっと分かった訳で、まさかこんな四方を北朝鮮領土に囲まれた場所に行っていたとは気がついていなかった。

 

船の運賃は60元。鴨緑江の遊覧船と同じ値段だ。

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隣に置いてあった同規模の船。小さい船だけれど、その分小回りがきいて良さそうな気もする。

 

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さぁ、狭い水路を抜けて、社会科見学クルージングの始まりだ。

 

 

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