2016丹東19 私が丹東で食事をした店を紹介してみる件
2016/08/30
私だって丹東で中朝国境ばかり眺めていた訳じゃない。
国境見学以外の時間には、ホテルで寝たり食事をしたりしていた訳で、「中朝国境見学以外にはあまり関心がなかった」といえなくもなさそうだな…。
まぁ私のような観光客にとって、この町はそういう町なのだ。普通の観光案内サイトですら、紹介するのは鴨緑江の橋や公園がメインで、あとは現在改装中の抗美援朝記念館(アメリカに対抗して朝鮮を応援した記念館)、それ以外は公園や山が関の山なのだ。
丹東女人街というショッピングモールが取り上げられることがあるが、
寒い丹東で屋根があるから評価されている、女性服の商店街に過ぎない。いかがわしくない。
そういうわけで、私が丹東で国境以外に紹介できるのは飯屋だけだ。まずはホテル近辺の朝食場所からいこう。
ここ汉庭快捷酒店の鴨緑大橋店は、部屋から北朝鮮が見渡せるまともなホテルとしては最低価格帯の好ホテルなのだが、周辺に安めの飲食店は多くない。夜は繁華街で食べるとしても、朝食については10元(≒150円)出してホテルで食べるのが正解だと思うのだが、ホテルの朝食じゃ楽しくないと思う人は、このあたりに出かけるといい。
汉庭快捷酒店を出て右に行き、隣接する江濱国際酒店を過ぎ、兴五路を右折する。ここを折れるとホテルのある濱江中路より手ごろな食堂が見え始めるが、更に1本目を左折し港湾街に入ると、安食堂が増える。
そんな港湾街で、朝からやっているのが、ここ大姐粥店だ。
中国の朝はお粥だ。しかもこの店は一品2元程度からと安い。
粥店とは言っても、出来合いのおかずや普通のご飯もあるので、タイミングによっては、こんな朝食もとることができる。
コーヒーやお茶がつくわけじゃないし、種類豊富でも食べ放題でもないし、衛生的にもたった10元のホテルの食事の方が安心かもしれないけれど、ここでの朝食は楽しい。私は毎食ここで朝食をいただいた。まぁ、趣味の問題、だな。
こんな店もあった。正確な位置は思い出せないのだが、多分丹東駅横の地下道を通る青年大街から兴三路を左折したところにある快餐屋だ。
「お一人様食べ放題10元。薄利につき飲み物持ち込み禁止」
とても良い。
もちろん私だって、こんな庶民的な店ばかりに行っている訳じゃない。世界的なチェーンレストランにだって行く。
お粥5元。油条か目玉焼きつきとは言え、内容の割にはちょっと高いな。
夜はちょっと贅沢をしないでもない。できあいのおかずを自分で適当に皿に盛り、ビールと刀削面を頼んで14元。内訳が全然わからないけれど、ビール(多分4-5元)込みでこの値段なのだから文句はない。
このように丹東での私の食事は、大変に充実していた。ホテルの近くには現地でも人気の焼き肉店もあったけれど、そんな店に行くような予算は私にはない。北朝鮮レストランにはちょっと心惹かれたけれど、この時期はちょっと中朝関係がこじれていて、店がどこもがらがらだったためパスをした。噂によると、店員の態度が嫌がらせに近く、中国人客に向かって「食べたらすぐ出ていきなさいよ!」的なことを言っていたらしい。
中朝関係って、難しい。
応援投票クリックしていただけるとうれしいです! → 海外旅行ランキング