2016ソウルDMZ8, 都羅山安保ツアー① 都羅山平和公園
2016/09/10
都羅山の安保観光ツアーは、第3トンネル、都羅山展望台をメインに、統一村での昼食、そして都羅山平和公園が、主な見学地のようだ。
かつて京義線のDMZトレインが1日2往復だった頃は、立ち寄る順番にも違いがあったようなのだが、1日1本しか列車が来ない今となっては日程にもあまり変更はあり得ない。見学地や停戦ラインの状況によっていろいろな変化は考えられるのだが、今回はまずここ都羅山平和公園に向かった。
かつては韓国語のみでガイドがされていた都羅山安保ツアーも、今ではガイドさんが韓国語と英語で案内をしてくれる。バスを降りるとき必死で集合時間を尋ねたりもしたものだが、バス下車時にホワイトボードで教えてくれる。なんだかんだで、外国人旅行者へのサービスはこの10年で向上していた。そしてこの都羅平和公園は、昔はなかったと思う。少なくとも私は初めてだ。
公園の入り口から奥の展示施設までは、アート作品が並ぶ。
好きな人は好きなのかもしれないけれど、私の嗜好はブログタイトルにあるように「社会科見学」なので、ま、その、なんだ、こういうのは軽く眺めるだけだ、な。私にはむしろ写真パネルの方が興味深い。
資料館には、周辺の自然や戦争の歴史についてのこじんまりとした展示がある。本当に小規模なのだが、ここに来る見学者は安保ツアーのバスに乗ってくる団体だけなので、こんなもので良いのかもしれないな。資料を半日かけてじっくり見る、なんていうことは不可能だし。
資料館の裏には、朝鮮戦争で使われた戦車が置かれていて、
更にはなぜか鹿園がある。
1日1回30分程度の見学者のためにだけ維持されている、極めて贅沢な施設なのだが、ものすごく興味深い、という場所じゃない。正直な感想を言わせてもらえれば、展示資料がなければただの公園だ。第3トンネルと展望台がメインディッシュなら、ここは前菜、というところだな。そしてこのあたりには他に前菜になり得る見学地もなさそうだ。日程によってはここが最後の見学地ということもあるらしいのだが、正直そうじゃなくて良かった、とも思ったことも告白しておこう。
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