2016ソウルDMZ9, 都羅山安保ツアー② 統一村でランチをいただいた件
都羅山平和公園で時間をつぶした有意義な見学をした後はランチだ。
周辺にはほとんど飲食店はないので、安保観光ツアーでは統一村で食事、ということになる。
統一村は大成洞・自由の村とも呼ばれる京畿道坡州市郡内面造山里にある集落で、統制区域内にある唯一の村だ。国旗掲揚塔に近い"Daeseongdong-gil” という場所が北へのプロパガンダ村として(多分)機能しているのに対し、ここはどちらかというと臨津江に近い韓国側の集落で、この食堂だけではなく学校や売店、更にはレストランもある、生活圏として機能している「生活の村」だ。
もっとも、"Daeseongdong-gil”は、北のプロパガンダ村とは違いちゃんと人が暮らしているらしいけれど。この2カ所を地図で探してつないだら、なんとバス便が提示された。バスもあるんだねぇ。
多分、なのだけれど、都羅山の安保観光ツアーは坡州市が催行を担当している。これは都羅山駅のツアー申し込み所に「坡州市DMZ安全旅遊」とあったからなのだが、食事場所も多分坡州市に近い施設なのだろう。一応いくつかメニューはあるのだけれど、基本はセルフサービスのビュッフェだ。バスが到着すると入り口には行列ができる。
この日のメニューは、プルコギ。あとは韓国らしく野菜を中心とした副菜やキムチ類が並ぶ。昼食代8000ウォンを支払い、皿をもって自分で盛りつけていく。
まぁ、あんまり「豪華」な食事じゃないけれど、お値段の割に満足感は高い。私は盛りつけが上手でないので、今ひとつおいしそうには見えないかもしれないが、料理の味はなかなか良い。
おかわりも可能だけれど、客が途絶えるとどんどん料理を撤収するので、あまりゆったり食べているとおかわりがなくなる。私はプルコギのおかわりをし損ねた。ツアー客の中には、グループでお弁当を用意して外で食べている人たちもいた。ここの食事じゃ味に、あるいは、予算的に満足できないリピーターだったのかな?
食堂には売店も併設されてはいるが、「どうしても欲しい」と思うような物は多くはなかった。DMZで作られた農作物には多少惹かれたけれど、日本に持って帰るのも面倒だし。ちなみに周辺にはDMZを名乗る果物の集積場があった。ある意味ブランドなのかもしれないな。
応援投票クリックしていただけるとうれしいです! → 海外旅行ランキング