2016ソウルDMZ12, 空港鉄道「弘大入口駅」から始発列車で仁川空港に急いだ件
2017/04/17
繰り返しになるが、今回私がボアトラベルハウスに泊まったのは、その評判もさることながら、宿が空港鉄道「弘大入口駅」の徒歩圏内だったことも大きい。
午前7時台の出発が多い韓国系LCCに乗るためには、遅くとも1時間前には仁川空港に到着しなければならないが、早朝出発のためにタクシーなんかに乗った日には「なんのためのLCCか!」ということになる。となるとソウルではバスというお答えも用意されるのだが、このバスがまた時間が読めない上に「満席なので安全のため次のバスをご利用下さい攻撃」がある。これを初めて食らったときにはもう飛行機に間に合わないのではないかと思った。
リスクを避けるためには、バスも少し余裕を持って乗る必要があるのだが、バスだってだいたい5時頃が始発だ。新村界隈に来るには30分くらいはかかるし、毎回安全策が取れる保証はない。
というわけで、今回は「空港鉄道・弘大入口から始発で空港に向かう」ことにしてみた。
弘大入口の仁川空港行き普通電車始発は、2016年現在で平日も週末も5:28、これに乗れば約50分後の6:20頃には空港駅に到着できる。早朝仁川発成田行きLCC群の中では2番目に早い出発のTwayは、チェックインカウンターが出発1時間前、つまり6:45に閉まる上にウェブチェックインができないので、結構ぎりぎりだ。せめてウェブチェックインができれば30分前の到着でも可能性はあるのだけれどなぁ。
早起きしてBOAをチェックアウト、駅に向かう前に一応バス停をチェックしてみる。
お、6002番バス、あと15分で来るのか。5時18分くらい、になるのかな?この時間帯はなぜか電車よりバスの方が速いし、一応待ってみた。お、きたきた。
運転手:「このバスは満員です。安全のため次のバスをご利用下さい」
今日もかよ!怖い。ソウルの早朝空港バス、怖い!!
バス停でパニックを起こしている香港の旅行者を引き連れ、「ほらやっぱり」と多少得意げな気持ちで、私たちは弘大入口駅に向かう。
ホームには結構人が多い。みんな仁川の早い出発なのだろう。
車内は、混んでいる、とは言わないが、空いている座席が見つからない程度に人がいる。みんなスーツケース持ってるなぁ。
電車は約50分で仁川国際空港駅に到着する。時間は6:25くらいだったかな?予想より5分程度遅い。
実はここからが地味に勝負どころだ、空港鉄道駅は空港ターミナルから少し離れた場所にあり、チェックインカウンターまでは10分程度歩くことになる。万一迷子にでもなろうものなら、貴重な時間を浪費してしまうことになるので、ここは案内表示を良く確認して歩きたい。
T-wayのチェックインカウンターは結構混んでいた。
Webチェックインができないのだから仕方がないのだが、出発60分前になってもまだ前方に列がある。スタッフに「成田なんですけれど」と言ってみたところ、別の列に誘導され、他の乗客もやってきた。結構ぎりぎりだったのだな。この列に並んだ時点で「自動チェックイン機のようなものの裏側」が右手に見えたのだが、ここにきてその機械を確認している余裕はない。
出国の保安検査も結構混んでいたし、出国審査も普通に列があった。仁川の早朝出発はそれなりの混雑なのだ。結局私がゲートにたどりつけたのは、出発40分前の7:10頃だった。出国検査場に近い27番ゲートでこれなのだから、出島のゲートだったらあと10分は遅くなっている。まぁ、間に合ったのでよしとしよう。
弘大入口駅界隈に宿を取る作戦は、一応成功だった。始発列車に乗れば6:25には空港駅に、6:35には空港のチェックインカウンターに到着できることは、どうやら間違いない。
もう一つ、ソウル始発5:20の特急に乗るという手もあって、これだと(時刻表通りの所要時間なら)6時過ぎは空港に到着できる。この場合だと、徒歩圏内で私の予算の宿ならマルゲストハウスということになる。今回はDMZトレインに乗るだけの旅行だったし、ソウル駅、龍山エリアのこの宿は悪くはない選択肢だったのだが、個室に空きがなかった。ここに泊まって空港鉄道特急の始発に乗れば、早朝LCCにもちょっとだけ余裕があるかもしれない。
もちろん、復路の出発時間に余裕のあるレガシーに乗る、という選択肢だってあるぞ。
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