2016パリ23 市内からオルリー空港まで地下鉄とトラムで2.9€で移動した件
2017/04/28
Velibでモンマルトルの坂を駆け下り、観光の仕上げに市内をサイクリングする。
楽しいと言えば楽しい。特にコンコルド広場などはマリーアントワネットやルイ16世が処刑された元「革命広場」であり、歴史に思いを馳せるにふさわしい場所なのだが、今回はもうパリはお腹いっぱいになってきたようで、あまり感慨もわかない。そろそろ次の街に移動、だな。
という訳でオルリー国際空港に移動する。少し前まで、パリからオルリーへ安上がりに移動するための定番は片道10€のオルリーバスだったのだが、
2013年にトラムT7系統が開業したことにより、事情が変わった。T7を使えば、パリ市内からならチケット2枚、カルネ(回数券)を使えばなんと2.9€でオルリー空港まで行くことができる。お金を使いたくないことでは誰にも負けない私は、当然このルートを試してみる。
まずは、地下鉄でT7の始発駅があり、かつ地下鉄7号線の南の終点であるアティスモンス(Villejuif - Louis Aragon)まで行く。アティスモンスはパリ市内を出たエソンヌ県になるのだが、メトロの駅なのでパリ市内と同じチケット1枚で済む。
地下鉄を降り地上に出るとトラムの線路が見える。駅の周辺を歩いてみる。昼間歩く分には問題を感じないけれど、まぁ、正直言ってぱっとした街ではない。パリ東北部の郊外程ではないにせよ、女の人が暗くなってから駅以外のエリアを歩き回るのはあまりよろしくないかもしれないな。
パリは18-20区から東北方向の郊外が一番治安が良くないとされるけれど、市内と郊外の境界エリアも結構微妙な気がする。
空港に行くと食事も高そうなので、アティスモンスで例によっての中華ランチ、6€。飲み物は水道水(笑)。なんとなくそれが許される空気の店だったことに甘えた感じになった。パリでは、中華ばっかり食べていた気がする。
駅前に戻り、トラムに乗り込む。
回数券の最後の1枚を車内の改札機に通す。もちろん駅、というか路上のホームにも自動販売機があり、ここで切符を買うこともできる。
アティスモンス駅からオルリー空港までは約30分。渋滞もなく快適だし、なにより安上がりだ。回数券(カルネ)を2枚、2.9€分取っておけば、最終日パリ市内の全ての地下鉄駅からオルリー空港に行けるのだから、これはかなりありがたい。
到着駅は「オルリー空港」だけれど、南ターミナル側につく。
私はスペインのLCCであるブエリングを使うので西ターミナルに行く必要があり、南ターミナルから「ナヴェットバス」と呼ばれるシャトルバスに乗らなければならない。これには15分も見ておけば十分かな?
オルリーバスな西ターミナルにも行くのだろうと思うけれど、安上がりに移動できた満足感でいっぱいの私は、嬉々としてシャトルバスに乗り込む。オルリーまで地下鉄+トラムT7のルートは、バジェット派には絶対お勧めだ。
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