2016バルセロナ5 FCバルセロナの当日券を街の雑貨屋で買い、スーパーで食事を仕入れてスタジアムに向かった件
2017/05/17
サッカーの観戦は嫌いじゃない。
地元の黄色いユニを着たチーム応援するのもそれほど嫌というわけじゃなく、まぁ、試合の日に予定がなければ、あのちんけな「何とか台サッカー場」に行って、できれば黄色が勝つことを期待して試合を見たり、選手の名前を織り込んだ妙ちくりんな昭和歌謡の替え歌を歌ったり、右手を振り上げて叫ぶことも、ないとは言わない。
それが隔週かと言われればおおよそそうだし、状況によっては平日水曜日の夜に同様の行為を行うことも少なくはない。時には九州や北海道、四国や関西などに黄色の応援に行くことも、まぁ、否定はしない。要は、
「♪俺たちがついてる!恐れる事なかれ!最後まで戦え!柏の戦士たち!!」なのだ。
そんな柏サポの私がバルセロナに行くとなるど、バルサの日程も気にならないではない。
日本のJリーグとは違い、スペインリーグ(Liga Española) は秋春制を取っているので、第1節は8月中旬以降であることが多い。私がバルセロナにいたこの日はまだリーグは開幕前だったが、プレシーズンマッチが行われるようだった。この日の相手はUCサンプドリア。セリエAの中堅チームで、ものすごく人気のある試合というわけではなく、当日券もそこそこ出回っていた。
当日券がある場合、バルセロナでは街のあちこちに「チケットあります」的看板が出る。
バルサのチケットと言えども、タイミングを間違わなければ公式サイトから購入可能だしシートも指定できる。この日も購入可能だったのだが、ファイルを渡して依頼する必要のある宿のプリンタを使うのが面倒だったためと、ネット予約/発券の手数料2ユーロを節約するため、公式サイトで空席状況を確認してから、宿近くの売店にやってきた。
どうみても街角の小さな雑貨スタンドなのだが、バルサの公式ショップなどに行かなくてもあっという間に発券をしてくれる。チケットはモノクロプリンタで印刷したPDFファイルだ。ネット予約と何も変わらないように思えるのだが、手数料を取られないのは、一応商店だから、なんだろうな。
市内からバルサのスタジアムである”Camp Nou”(カンプノウ、あるいはカムノウ)に向かうには、往路は(←重要)地下鉄が便利だ。カンプノウ周辺にはいくつかの地下鉄駅があるが、私はCollblancで降りてみた。
駅の近くにはマクドナルドもあり、そこそこ混んでいる。試合を見に行く観客のようだ。
カンプノウは飲食物の持ち込みが禁止されていないので、この周辺で何かを買っていくのもありだ。私はカンプノウに向かう道にあるスーパーで、恒例の1€サンドイッチと0.17€の水を買い込んだ。500ml以上の容量のペットボトルは、スタジアムではキャップを外す必要があるが、まぁ、入ってしまえばさほど気にはならない。キャップを外したペットボトルの扱いは、少し前までの日立台で慣れている。
かばんに軽食を仕込み、カンプノウに突入。
少し前、Jリーグのどこかの運営が、試合時にあまりイベントを行わないことについて「試合に勝つことが最大のファンサービス」と言い切ったことがある。それは、イベントを充実させる気はないという意思表明だったようなのだが、この年そのチームの前半戦は過去最低水準に近く、監督は更迭された。もちろんそのチームは未だにイベント系のファンサービスをあまり行っていない。
では、スペインリーグ屈指の強豪バルサはというと、
イベント系ファンサービスやりまくりだ。
なんなんだろう、サッカーの試合を見に来たお客さんを楽しませようと、敷地のあちこちでイベントが繰り広げられている。毎試合かけつけるコアサポはもちろん、ライト層にもイベントとしての試合、そしてスタジアム体験を楽しんでもらおうという気概が、随所から感じられる。
ここまでやれとはいわないけれどさ、レ○○ルの運営さんはもっと「チケットを買って来てくれたお客さんを楽しませる」「スタジアム体験と楽しんでもらう」的努力を、もう少ししてもいいのではないか、と思わないでもない。
さ、そろそろスタジアムに入ろうか。