2016バルセロナ6 初めてバルサの試合をカンプノウで見た件
2017/05/19
メニュー豊富なイベントを一回りし、バンドのライブを聞き終え、スタジアムに入る。
カンプノウの定員は99345人、チケット代は試合にもよるけれどゴール裏の2000円から20000円以上の席までいろいろ。この日のカンプノウは決して人気試合ではなかったけれど、残っていた最安の席は39€(≒4800円)、高いとは言わないけれど席を考えれば安いとも言えない。最安のゴール裏を確保するには、ネットで発売日に買うくらいの気合いが必要だ。
ちなみに柏のゴール裏はアソシエイツ(ファンクラブ)の前売りで1800円だから、ゴール裏の値段はそんなに変わらないけれど、カンプノウは上限が高い。バルサだもんなぁ。39€の席は一応メインスタンドの最上部に近い。指定されたゲートからせっせと階段を登る。エレベータもあったけれど、ここは自分の足で登りたい。
どうやら、放送席の前らしい。中継ブースはかなりいっぱいあり、気のいいスタッフが手を振ってくれる。南欧だなぁ。
ここまで登ると、ピッチは「眼下に広がる」という感じだ。
でかいなぁ、公称定員15000人で選手や監督の声がピッチに届く日立台とは大違いだ。そしてなにより、バルサは試合開始までピッチでもイベントを行い、観客を楽しませてくれる。この日は、大きなエアバルーンを使ったアクロバット演技。ほんと、柏の運営にこの精神のひとかけらでもあればとしみじみ思う。
そして選手の入場。選手は一人一人名前を呼ばれ、拍手を受けながらピッチに登場する。この規模のスタジアムだと、空席があってもスター選手への拍手と歓声はなんとも賑やかで、メッシクラスが登場するときその歓声はピークに達する。さすがメッシだわぁ。
夏の南欧の太陽が沈む頃、試合が始まった。
この規模のスタジアムだと、正直遠くから試合を俯瞰する、って感じで、正直ピッチの熱は中々伝わってこない。特にスタジアムがちんけなことでは日本トップクラスの日立台でいつも試合を見てる身には、「遠いなぁ」なのだが、だったら早めの予約で2000円のゴール裏を確保すればいいのだな。当日チケットを買えただけでも感謝しなきゃ、だ。カンプノウでのバルサの試合は一度見てみたいと思っていたし、その思いが叶ったのだから、よしとしなきゃね。
そして、問題の帰路。
あまりの酷さに写真を撮るのを忘れてしまったけれど、とにかく人混みがものすごい。カンプノウに近いCollblanc駅界隈は、駅への出入り口に入るのも一苦労だ。しかも、駅への階段を少し下がると人混みでものすごい熱気で、一刻も早く逃げ出したくなる。少し歩いてでも、一つ隣の駅まで行けば良かったと思った瞬間、バスが目についた。
50番。このバスは宿の近くでも見た気がする。慌ててgooglemapを起動して確認すると、間違いない。しかもバスは空席こそないけれどすし詰めではなく、バス停に並んでいる人もいない。もしかしたら並ぶ文化がないのかもしれないけれど、それでもバス停で手を上げるとちゃんと乗せてくれた。
良かったぁ。蒸し風呂状態の地下鉄駅で長時間並び、鮨詰めの車両に押し込まれることを考えたら、これは天国だ。渋滞もないし、カンプノウからの帰路は、もしかしたらバスが一番快適かもしれない。
スペインでスマホを使うにはSIMは必須だ。この時私は15日間1Gで3300円中華系欧州SIMを使ったけれど、最近は42カ国で60日間使えて3Gで2980円/12Gで5280円なんても登場してきた。最近のSIM、特に輸入品の価格競争は激しようで、一昔前の価格を考えるとちょっと感無量になる。中華系の3倍の容量で1割安いなんて、いい時代になったものだ。