2016マドリッド9 モスクワでプライオリティパスを使えるラウンジと、SU262便の機内食
2019/08/22
マドリッドを10:00に出発したSU2501便は、定刻の17:50にモスクワに到着した。
接続する成田行きのSU262便は19:00の出発で、接続時間は70分しかない。
あのトランジットの検査の行列をくぐり抜けて僅か70分で乗り継げるのかと気になるところだが、各空港には ”MCT (ミニマムコネクティングタイム)” という設定があり、その時間内ならば航空券は発券できて乗り継ぎは可能、という判断になる。
アエロフロートの規定によると、到着/出発のターミナルにもよるが、国際線同士だと50分から70分となっていて、乗り継ぎが可能になる。言い換えれば「乗り継ぎに関してはアエロフロートが責任を取る」ということでもあり、よほどのことがない限り次の便は接続の乗客を待つ。だから、空港の通路でダッシュをしなくても、普通に乗り継ぎ手続きをすれば、まず次便に乗る遅れることはない。
おまけに、この日のこの時間はトランジットカウンターもそこそこ空いていた。
SU262の搭乗開始までは30分ほどある。となると、ここに行かない手はない。毎度おなじみ、ギャラリーラウンジ、だ。
SU2501で機内食は出たものの、5時間のフライトで多少お腹にも余裕が出来ている。そして、これから9時間35分乗るアエロフロートのエコノミークラスではビールは有料だ。ちょっと早めのビールを、私はここで飲んでおきたい。
機内ではいただけないビールとスープ、更には炭水化物をお腹に詰め込んで、ゲートに向かう。ちょっと早めの夕ご飯になってしまった。
モスクワ・シェレメーチエヴォ国際空港には、プライオリティパスが使えるラウンジが、なんと10カ所もある。
しかも経営が違うラウンジ数も多く、時間さえあればいろんなラウンジを見てみたいのだが、成田線を使うのに一番便利なのがここのギャラリーラウンジだ。「30分しか余裕がないのにビールが飲みたい」などと言う場合、わざわざ遠回りをしてまでよそのラウンジには行けない。
ビールと炭水化物でお腹を膨らませゲートへ移動。
なんだか素敵なポスターがある。なるほど、と再度トイレへ。そういえば搭乗前のトイレを促すポスターって、ありそうでなかったような気もする。迷っている乗客の背中を押す校歌くらいはあったぞ!
モスクワ発成田行き、SU262便。
以前も書いたけれど、アエロフロートでは成田発以外のほとんどの路線は、0053ー116ー0728 の国際無料電話で、座席指定やマイル口座の登録、特別メニューなどのリクエストができる。
今回の帰路も、機体後部中央、4列シートが3列に減る足下の広い3人掛けの左側42Dを予約しておいたのだが、窓際に2席空席がありそうなので指定してみた。案の定2席を確保。
さて、最後を飾る機内食。アエロフロートでは、1食を機内前方から、もう1食は逆方向から配ることが多い。これは希望に応じる、あるいは応じられない可能性を公平にするための、いかにもロシア的、というより旧ソ連的な配慮だ。
1食目はフィッシュ、
到着前の2食目はハムとおかゆを選んでみる。
ええ、全ておいしくいただきましたとも。
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