世界、大人の社会科見学!

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オーストラリア

2016パース5 街をぶらつき、ボクシングデーのバーゲンで機内持ち込みバッグを買った件

パースのダウンタウン中心街は、鉄道駅南側のそんなに広くはないエリアだ。

ことさら何かがある、という訳ではないのだけれど、歩行者専用の歩きやすい商業ゾーンが広がるし、大型スーパーマーケットの支店もあるので、食料の買い出しには便利だ。食材を買うならこの界隈では多分マレーストリートのwoolworthが一番安い。

 

このエリアを更に南下すると、エリザベス埠頭(quay)に出る。パースを「世界一美しい街」という人もいるが、ここは、その世界一美しい街の表玄関にあたる。

まぁ、こぎれいなんですけれどね、全然面白くない。

相性の問題もあるのだろう。例えば私は香港の裏通りなら何時間歩いても退屈しない。ヨーロッパの古い街だって嫌いじゃない。でも、オーストラリアでは町歩きが楽しいと感じることはとても少ない。例えば上の写真にある塔は Swan Bell Tower と言い、開拓200年を記念して1988年に建てられたのだが、正直、どうでも良い。なんていうか、その、わくわくしないのだ。

 

オーストラリアは歴史が浅いから、とも言われるけれど、19世紀から20世紀初頭の建造物は結構残っている。この時期の建物は「物語」さえあればそれなりに興味深いのだけれど、残念ながら私はオーストラリアの歴史をあまり知らない。知っていても、ぱっとしない気もするけれど。

結局この街では車でショッピングモールや動物園やスタジアムに行くような、そんなスタイルの生活がふさわしいのだろう。アメリカに似ているな。車を借りていない私は公共の交通機関を使うしかないのだけれど、パースしないには CAT BUS という無料のバスがあって、これがなかなか役に立つ。

CAT BUSには赤、青、黄、緑の4つのルートがあり、パースダウンタウンの主要部はおおよそこれでアクセスできる。このバスに乗って、ショッピングモールに行ってみた。Water Townというアウトレットモールだ。

軽い気持ちで来てみたのだが、大変な人手だ。慢性的な混雑でないことは、従業員用のトイレを顧客に開放していることからも分かる。この日は特定日のようだ。

実はこの日は "BOXING DAY"だった。

”BOXING DAY” とはクリスマスの翌日12/26、「教会が貧しい人たちへのクリスマスの贈り物の箱を開ける(Boxing)日」に由来する英連邦に多い休日で、年に一度の大バーゲンも行われるのだそうだ。そんなボクシングデーのアウトレット、そりゃ混むわけだ。

オーストラリアでは「ちょっと値のはる買い物はお金を貯めてボクシングデーに買う」的慣習もあるらしく、結構みんな本気なのだ。いや、私には人混みをかき分けるほどの本気などかけらもないですから。

ブランド品やアウトレットにあまり興味のない私は「人混みにぶつかってしまい失敗した」くらいの気持ちでいたのだが、ちょっと面白い物を見つけた。アメリカンツーリスターのキャリー型旅行鞄だ。

アメリカンツーリスターは今ではサムソナイト傘下に入ってしまったが、それなりに歴史のあるメーカーで、クアラルンプールからパースに飛ぶエアアジアA320機の機内、オーバーヘッドビンにでかでかと広告を出していた。

重量制限がそこそこシビアなエアアジアの荷物入れに広告を出すとは、どれだけ製品に自信があるのかと多少気になっていたのだが、それがこのアウトレットで年に一度のバーゲンをしている。

作りがとてもしっかりしているソフトキャリーでSサイズの重さは1.8kg、アウトレット通常価格199AUDのところボクシングデーの今日は118.99AUD(約1万円)。今回持っていった機内持ち込みタイプのスーツケースより1kg以上軽く、サイズも少しだけ小ぶりだ。

この鞄は鍵をなくしてしまって自分の南京錠ををつけていたのだけれど、これは紛失の心配もないTSAナンバーロック。ちょっといいなぁ。

シリーズとしてはコスタに似ているけれど、日本のラインナップの中に同じ物がない。もしかしたら、これが噂の「アウトレット専用仕様」なのかもしれないし、1万円という値段は私が使うにはややお高めなのだけれど、壊れかかった鞄を使っていた私には気になる。今日だけ40%引きというのも、正直かなり魅力的だった。で、結局、まぁ、買ってしまった訳だ。

なんだ、俺、バーゲンに弱いじゃん。

箱も袋も入らないよ、とこのまま宿に持ち帰る。

最近ケース型の鞄は、スーツケース的に荷室が縦に2分割、だったのだが、これは久々のボックスタイプで厚みのある物を運ぶにはこちらの方が便利だ。ポケットにMacが入るのも気に入った。ナイロン生地がかなり丈夫で作りがしっかりしていることもいい…、って、おれ気に入ってるじゃん!

私がバーゲン何かを買ったのは、某都心楽器店のセールでSadoskyのMetroが10万円以上値下げした時以来、10年ぶり位だったと思う。あの時はしっかり広告を事前に確認し楽器屋の前で開店を待ったものだが、今回は偶然出くわし、素性と相場をその場で検索し、買ってしまった。

あれから7ヶ月、このアメリカンツーリスターを使い続けているが、これが大変によろしい。機内持ち込み何が何でも5kg春秋航空利用時以外は毎回これを使っている。この旅行でこの後5フライトしたエアアジアでは、広告を出してもらっているおかげなのか、"American Tourister" のロゴを見るだけで計量すらしてくれなかった。

まぁ重さはばっちり7kg以内にしてあるわけだけれど、せっかくのウルトラライト、計量してくれてもいいのになぁ、と思う。ネットの格安スーツケースなら4000円程度でABS樹脂のスーツケースが買えるけれど、アメリカンツーリスターのソフトキャリーは、また違った良さがある。縦に二つ割りして開けなくて済むことも、大きなメリットだ。

ただ名前に”American”とあるのがこのご時世気にならないでもない。テロは勘弁してくれ…


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