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中国

旅メモ 部屋のトイレ・便器に壁のない上海浦東空港の安ホテルに文化の違いを感じた件

2017/10/03

中華系の航空会社、特に中国東方航空を利用すると、かなりの確率で上海・浦東乗換えになる。

体力のある時間帯ならそのまま乗り継いでしまえば良いのだけれど、フライトによっては「空港で待たされるくらいなら上海で1泊してしまえ」となることもあり、こんな時に私が利用するのは、空港周辺ホテルの中でも最低価格帯を誇る、上海景悦99客桟江鎮店だ。

浦東空港から送迎(往路無料、復路10元)があり、109元という破格の値段で一応エアコンもwifiもシャワーもテレビもある、物価の高い上海でこんなホテルは滅多にあるもんじゃない。私がここに初めて泊まったのは3年ほど前なのだけれど、その時には度肝を抜かれた。

部屋のドアを開けると、右に机とベッド、そして中央に曇りガラスのシャワーブース、そして左側、ドアから直進したところに洗面台とむき出しの便器がある。部屋のトイレに壁がないのだ。いくら中国とは言え、さすがにこれには驚いた。

 

まずはどうして部屋の中央にシャワーブースを置いたかが気になるのだが、これだけなら中国の他のビジホでも見たことはある。しかしそこだって便器には壁があった。しかしここ、上海景悦99客桟江鎮店は壁もカーテンも何もない。でも、少し驚いた後部屋に馴染むと「ひとり旅なら別にいいか」という気持ちになってくる。誰に見られるわけでもないしな。

ちなみにこのホテル、近隣には店らしい物が全くなく買い物はロビーに隣接する雑貨店を利用することになるのだが、宿の安さに惹かれた日本人が結構利用するようで、中国としては破格に冷えたビールを買うことができるし、値段も街の雑貨店のそれだ。店主は日本人客を想定してか中国ではやや割高なサントリービールの500cc缶なども冷やしているのだが、私は安い中国ビールしか買ったことがない。

 

ロケーションもあまり良くない。それでもかつて浦東の到着ロビーにホテルの案内所があった頃はスタッフが送迎バスに案内をしてくれたのだけれど、案内所がない今となっては、① 到着ロビーからホテルに電話を入れ(まず中国語の返事しか期待出来ない)、②すると「P1パーキングのA6エリアに行って、運転手に電話して下さい」と言われるのだが、運転手は120%中国語しか話さない。

この時点で私を含めた多くの日本人には送迎車に乗れるわけがない。

今回はたまたま手元のスマホに中国でも通話が出来るSIMを持っていたこと、到着ロビーの観光案内に人がいて通訳をしてくれたこと、などの幸運があったため、「たった」90分で送迎車に乗れたけれど、それでも結構エリアの広いP1/A6で、案内所のお姉さんに教わった車のナンバーを奇跡的に発見できたからだった。運もあったと思うが、蒸し暑い夏の上海で排気ガスにまみれてバスを探すのは、かなりの苦行だった。

こんな中でヘッドライトの逆行と戦いバスを探すのは、かなり厳しい。それでもやっと送迎バスに乗り込む。もう一回やれるかと言われたら、かなり悩む。このホテルは、今や中国で使える携帯を持ち中国語が話せる人でないと、かなり送迎バスに乗りにくいホテルになった。

 

しかし上海の他のホテルも事情は同じ。今はなぜか浦東到着ロビーに、ホテルのカウンターはない。これが暫定的なものなのか、これからもずっと続くのか、もちろん私には分からない。

 

それでもどうしても109元の魅力に勝てない人は、地下鉄とバス(か徒歩)を使う手もある。時間帯にもよるけれど、蒸し暑さと排気ガスの中アテにならない送迎バスを待つくらいなら、1km歩いてでも地下鉄に乗ってしまった方がいいよような気もしないでもない。地下鉄駅周辺や路上にはさすがに店もあるので、食事をして行くこともできる。

ちなみに予約は、絶対に予約サイトを通した方が良い。こんなホテルでも直接行くと、一番安い部屋で179元、普通の部屋で229元に跳ね上がる。このホテルは109元でトイレに壁がないことに価値があるのだ。いくら壁なしが画期的でも179元は出したくない。

 

ちなみに、シャワーブースとトイレを移し込まないと、部屋はこう見える。若干狭いけれど、普通の部屋に見えるじゃないか!これが香港なら1万円は下らないぞ?

宿から空港の送迎バスは10元、始発は5:20、その後1時間ごとに10:20までと、それなりに頻繁に出る。意地になって地下鉄駅まで歩くのもいいけれど、ここは素直にバスに乗るのが良い。10元払うと「ホテルに来る無料バスにはかなり乗りにくいのに」と思うことは請け合いだけれど。

ちなみに送迎バスはこれ。車体や色を覚えても夜の駐車場ではあまり役に立たないけれど。

空港からの送迎バスに乗ることが極めて困難になってしまった上海景悦99客桟江鎮店だけれど、個室で109元、壁なしトイレ、10元の空港送迎を思えばまだまだ利用価値はある。繁華街ではなく浦東の寂れた場所にひっそり立つこの宿は、その姿も神々しい気がする。まるで西部劇に出てくる流れ者の泊まる宿のようじゃないか。

上海トランジットなら上海景悦99客桟江鎮店。面白がりの人なら、多分、後悔しないんじゃないか、と、思う。私は地下鉄のある時間に到着するなら、また利用する。トイレに壁のないホテルなんて、ここでしか泊まれないし。

 


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