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旅の道具

【旅の道具】ヤザワのトラベルマルチクッカーでごはんを炊いてみた件【食費節約】

2020/01/29

過去、ここで購入の報告をしたヤザワのトラベルマルチクッカー

買ったことは分かったけれどその後どう使ってるんだというお声がけをいただいた。実は購入したまましばらく放置していたのだけれど、今回初めて炊飯にチャレンジしてみた。

トラベルマルチクッカーは、多分インスタントラーメンを作ることを念頭に開発されたのではないかと思う。箱にもは「旅先でインスタントラーメンが食べられます」と写真入りで書いてあるし、鍋の形状もインスタント麺に合わせている感じがする。

確かに国外のホテルでインスタントラーメンが作れれば、それはありがたい。一応「日本の味」だし、日本から持って行かなくとも国外のスーパーにだって、結構袋入りのインスタント麺が安く売られている。

しかし、正直インスタントラーメンだけのために重さ800gのこの器具を持ち運ぶ気にはなかなかなれなかった。

部屋にクッカーを持ち込んでまで自炊がしたいと思うのは、恐ろしく外食がまずいか、あるいは高いかの国で、かつキッチンがない宿に泊まる場合に限定される。となるとやっぱり、欧州、特に西欧や北欧のホテルに泊まるとき、ということになるのだけれど、そんなエリアでも安いアジア飯屋はそこそこあるし、カップ麺も結構手に入る。カップ麺が手に入るエリアで、インスタントラーメンを鍋で作っても、あまりありがたみはない。

やっぱり、マルチクッカーは、ごはんが炊けてなんぼなんじゃないかと思う。

 

というわけで、まずは自宅で、マルチクッカーによる炊飯を試みた。日本で使うのだから、鍋裏にある電圧設定のつまみは”100-130v”に合わせておく。

 

今回の目標は、米1合を炊きあげること。いろいろ調べてみると、米1合には220-250ccの水が適量とある。軟水では220、硬水では250説もあり、先人の熱意を感じるところだが、とりあえずはヒーターの作動試験を兼ね、250ccのお湯を沸かしてみる。

 

お湯の沸く時間は大変に遅い。250ccのお湯を沸かすのに、15分もかかった。

正直これにはがっかりした。いくら旅先と言ってもお湯を沸かすのに15分は遅い。ラーメンもそうだけれど、お茶を飲むのにも15分かかるのは残念極まりない。ホテルのケトルならもっと速くお湯を沸かせる。これなら、普通にケトルでお湯を沸かして、カップ麺を食べた方が良い。

 

しかし、炊飯となると、事情が変わってくる。炊飯の場合は「速く熱くなれば良い」とは限らない。例えば飯盒でごはんを炊く場合は、野外のカマドだと20分前後、鍋でごはんを1合炊く場合は沸騰してから弱火で5-8分程の加熱が必要であり、マルチクッカーの「250ccのお湯を沸かすのに15分かかる」程度のパワーは、なかなか絶妙なのだ。

まずは、1合の十分に水に漬けたお米に、220ccの水を入れる。ヒーター部分にごはんが焦げ付くと、特にホテルなどでは洗浄が面倒であることが予想されるので、下にクッキングシートを敷いてみる。

そしてそのまま加熱。シンプルな電気ヒーターでは弱火も強火もない。ただの”On”だ。ただ、ここでアース端子がコンセントの隙間に入り込まないように気をつける必要がある。ヤザワのクッカーは、なぜかアース端子がプラグに接触しやすい。私は1回ショートさせたので、怒りにまかせてアース線を短く切ってしまった。

(本当はやってはいけないのだろうけれど)時々ふたをあけて鍋の中をのぞき込み、音を聞きながら炊き具合を確認。15分程で音が変わってきたので電源を切り、10分ほどふたを取らずに蒸し上げる。

 

大変においしいごはんが炊きあがった。これには少し驚いた。うれしいので、納豆と生卵で食べてみる。

うーん、これは良い。今、国外だってあんまり不便なところに行かなければアジア食を食べることは可能だし、昔のように「米に飢える」ことはそうない。しかし、外食が割高な国で米に飢えたとき、このトラベルマルチクッカーはなかなか秀逸だ。

このマルチクッカー、煮るだけではない。ヒーター部分にアルミホイルを敷けば、多少の「焼き」も可能だ。油を使って「炒める」までは厳しそうだけれど、ソーセージくらいは軽く焼けた。炊きたてのごはんさえあれば、あとは塩とソーセージだけでも私は幸せになれる。

ホテルの洗面台で洗うことを考えた場合、クッキングシートやアルミホイルで焦げ付きを最小限にすることは結構大事な気がする。スポンジくらいは持って行かなきゃ、だろうな。

問題はその大きさと重さ、だ。ヒーターは鍋の中に収納できるのでサイズ的にはW76×H155×D155mmで済むのだけれど、荷物は機内持ち込みにしたい私としては813グラムという重さはとても微妙だ。スーツケースで預け荷物なら全く問題はないだろうけれど、機内持ち込みするにはやや重い。パソコンと一緒にサブバックに入れられる、、気はしないな。

この種のトラベルクッカーにはいくつかあるけれど、大きな物や高機能な物より、シンプルなヤザワのものが一番安くて使いやすいと思う。Amazonでも同じ値段で変えるけれど、ポイントを考えると楽天の方が少し安い。長期の旅行でかばんが大きいのなら、そして外食の高くつくエリアも旅行するのなら、絶対に持っていく価値はあると思うぞ。

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