世界、大人の社会科見学!

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スリランカ

2017スリランカ19 宿泊したフォート地区で、ダッチホスピタルやペタ市場をのぞいた件

2017/10/27

フォート地区に宿を取り、まずは周辺を散策してみる。

さすがコロンボの中心地だけあって、高層ビルが三つある。四角いツインタワーがスリランカで一番高い40階建てのワールドトレードセンターで、円柱形のビルがスリランカ銀行のヘッドオフィス。

スリランカの名だたる大企業がここに集まっているが、正直旅行者にあまり用はない。旅行者はむしろ、高層ビルの北側にある「ダッチホスピタル」に集まる。

ダッチホスピタルと言っても病院ではない。高級ショッピングモールだ。かつてのオランダ統治時代の病院跡を改修して作られたため ”Dutch Hospital Shopping Precinct” と言われている。東インド会社のスタッフなどのためにオランダが作ったこの病院は1681年には存在していたらしい。日本では家綱や綱吉が将軍だった年だから、かなりの大昔だ。

スリランカ独立後、1980年代には警察署として使われ、1996年には少なくとも91人が死亡し1400人が負傷したコロンボ中央銀行襲撃の際には大きな被害を受け、2011年にショッピングモールに生まれ変わった。なかなか歴史の深い建物なのだ。

レストランも多く入っており、その中には評判の良い”IKOI-TEI(憩亭?)”という和食レストランもあるが、寿司の盛り合わせが1400Rsだったか1500Rsだったか、とにかく、安くはない。

レストラン以外の店舗もそれなりのお値段になる。その代わりトイレは無料で清潔だし、無料wifiもある。観光客に人気なのもうなずける。私には使える店はなかったけれど。

 

ダッチホスピタルを南下すると、ロータリーから先は海沿いの道になる。”Galle Face Beach” と呼ばれる海岸で近隣には公園もあるのだけれど、沿岸が工事中だったこともあり、正直わざわざ出かけるような場所ではなかった。どこでも散歩を楽しめるような人じゃないと、あまり面白くはないかもしれないのだが、実はこれはコロンボのほとんどの場所にも言えてしまう。コロンボ恐るべし、だ。

 

海沿いがあまりぱっとしないので、今度はフォート駅方面に歩く。駅の北側にはペタ・アスラムの市場が広がっている。

ダッチホスピタルとは値段の桁が違う店が続き、私にはこちらの方が馴染む。分相応なのだろうな。といって何か買うものがあるわけじゃなく、ローカルの炭酸飲料を1本飲んだだけだったけれど。

日が暮れて来たので、市場から宿に歩く。こういう雰囲気も悪くない。

 

帰路、「スリランカでも最も古い会社の一つ」とも言われる煉瓦つくりの Cargills Ceylon Limited が見えた。一見廃墟のようだが、中はそこそこの規模のスーパーマーケットになっていてKFCもある。とりあえず水を1本買って帰る。シティレストフォート滞在者には、ここは宿から一番近い大型スーパーだ。

宿に戻り、ツインタワーの見える屋上で洗濯物を干していたら、音楽が聞こえてきた。どうやら、裏のダッチホスピタルで生演奏をしているようだ。

ステージ前にはテーブルが置かれ、そこの客のための演奏なのだろうが、そこは品のよろしい高級ショッピングモール、中庭隅に置かれている椅子に座って演奏を聴いていても、追い出すような事はしない。私はスーパーで買った水を飲みながら、夜のダッチホスピタルで生歌を聴いて過ごした。

21年前、このエリアで大型トラックによる爆撃事件があり、多くの死者と負傷者を出したことが、まるで嘘のようだ。スリランカは政府とLTTEとの内戦で、1990年代から観光の難しい国となり、その状態は2009年まで続いた。まだそれから10年も経っていないのに、ここはとりあえず平和だ。

内戦初期の1990年のスリランカについては、在スリランカ日本大使館専門調査員ででもあった樋口まち子さんが「内戦に隠れた文化と暮らし」という本をいている。この国と国際協力について関心のある人は、図書館で借りてくるのも悪くないと思う。

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