世界、大人の社会科見学!

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国内旅行

2017MP4 西新で元寇防塁と西南学院博物館を見学し、あの「牧のうどん」で福岡観光を仕上げた件

入場料がお安いのに展示が極めて充実している福岡市博物館で、近隣にも元寇防塁があることを知った。博物館のスタッフの方にその場所を伺うと、地下鉄西新駅に向かう道を、サザエさん通りから1本西にずらすだけで良いらしい。これを素通りするのはもったいない。

6.西新の元寇防塁を眺める。

元寇防塁は蒙古襲来に備えて博多湾沿岸に作られた防塁で、弘安の役の際には防塁のある場所から侵攻軍は上陸できなかったらしい。750年の間に少しずつ崩れ、また、江戸時代の福岡城築城の際石垣に転用され、今福岡市内でその姿を見ることができるのは10カ所しかない。そのうちの一つが、ここ西新の元寇防塁だ。

この防塁のあった場所は、文永の役で元軍が上陸し戦場となった。10の防塁のうち、生の松原のそれは激戦地であり、長谷川町子がサザエさんのアイディアを思いついた百道、そしてここ西新も戦場となった。

当時の防塁の高さは2.5~3メートル程度だったようで、これでは簡単に越えることはできない。当時の戦を描いた「蒙古襲来絵詞」では、戦いの様子と共に防塁も描かれている。もちろん有名な台風のせいもあったようだけれど、防塁もそれなりに機能していたのだな。西新の防塁は、大正9年と昭和22年の発掘調査で、その様子がよく分かるようになった。

ちなみに道路をはさんだ反対側には、西新防塁パークマンションがある。西新の防塁は「防塁(前)」として交差点名やバス停名にもなっている。福岡で防塁と言えばこの場所を指すようだ。残り9カ所はそれでいのかな?

 

7.西南学院博物館でキリスト教に関する資料を見る。

西新防塁から東に500メートル歩くと、関西学院大学の博物館がある。

西南学院大学は宣教師ドージャーによって設立されたバプテスト教会系のミッションスクールであり、「キリスト教文化に視点とした特色ある博物館」(公式サイトより引用)として2006年5月に開館した比較的新しい小規模な博物館だ。

個人的に九州のキリスト教でもっとも興味深いのは「隠れキリシタン」の存在であり、過去関連史跡も多く訪れた。内心ここにもういう展示も期待していたのだが、そこはバプテスト教会派のミッションスクール、展示は「キリスト教の歴史」に主眼を置いている。

ここは一部をのぞいて撮影禁止なのだけれど、なぜかgooglemapのストリートビューで内部が見学できるので、リンクを張っておこう。 一般受け的展示の目玉は、投影した壁などに像が映し出される「魔鏡」のようだが、死海文書の複製や聖書の写本などもなかなか興味深い。

小さな博物館なので30分程度で見学できてしまうが、入場無料なのもうれしい。

 

8.牧のうどんで食文化の地域性を思い知る。

1-2年前、福岡出身のタモリがブラタモリの中で「やっぱり博多はうどんでしょう」、「うどんはコシだという人がいるんですけど、素人ですね」等と言っているのを見て、「ああなるほど」と思った。確かに福岡のうどんはコシがなく柔らかい。他の地域の住人には理解しにくいほど柔らかい。その中でもコシのなさが突出する店の一つがここだ。

初めて牧のうどんを食べたとき、軽いカルチャーショックを覚えた。麺が柔らかすぎて「食べ物を食べている」という気がしないのだ。それが決して「のびてしまっている」訳ではなくわざとそうしているのだから、関東人には大変理解に苦しむ世界だった。

家に帰ると直ちに牧のうどんに関する勉強を開始し、牧のうどんに関する唯一と言って良いビジネス書の存在を知り、深い感銘を受けた。この本を信じる限り、牧のうどんは絶対に関東にはやってこない。福岡でしか食べられないのならば、これは現地で食べるしかない。

うどんを作る「秘密の装置」の動画も出回っている。全然「秘密」じゃないよな(笑)

当初は地下鉄を途中下車し、2016年にオープンした博多駅に近いバスターミナル店に行くつもりだったのだが、時間に余裕があったので空港から空港店まで歩いてしまった。

空港店と言っても空港ターミナルからは片道2km近くある。往復歩けば4km近くになり全然近くはないので、良識のある人はマネをしてはいけない。更には隣には「ひらお」という天ぷらが安くておいしい店もあるのだけれど、ハシゴをすると胃が裂けるので、良識のある人はこれもマネをしてはいけない。

少し疲れを感じ始めたころ食べる牧のうどんは、いつ食べても私には謎の食べ物だ。

正直「とてもおいしい」と思ったことはない。「食べても食べてもなくならない」のは単に麺がつゆを吸うからであって、うれしくもなんともない。「出汁を味わうぜいたくな料理」として追加用の出汁と葱が入れ放題なのはありがたいけれど、普通に出汁だけを啜れば良いような気もする。

しかしこのうどんが福岡の人たちに支持されていることは間違いない。私は福岡に来ると、未だに頭上に「?」マークを数個飛ばしながら、「どうしてだろう?」と牧のうどんを食べる。大変に楽しい福岡の恒例イベントだ。

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