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国内旅行

2017MP7 那覇/赤嶺「とらや」の木灰そばに感動し、静岡行きの飛行機に乗り込んだ件

一般に沖縄そばの麺には、小麦粉と塩、そしてかん水が用いられる。

かん水とはアルカリ塩水溶液で今でこそ中華麺には必ず使われているけれど、かつては決して安価なものではなく入手も容易ではなかった。そこでかん水の代わりに用いられていたのが、ガジュマルなどの木の灰を水に溶かした上澄みである「木灰(もっかい)」で、沖縄には現在でもこの木灰で麺を作る店が複数ある。そんな店の一つが、那覇・赤嶺のとらやだ。

15. 赤嶺のとらやで木灰そばをいただく。

灰汁の沖縄そばについて初めて知ったのはうまひゃひゃさぬきうどん [ さとなお ]で知られる佐藤尚之さんの著作だったと思う。灰汁の上澄みが「生セメントの匂い」だということが、妙に頭に残っている。

かん水が決して贅沢品でなくなった現在では、木灰で製麺することの方がむしろ手間暇的に贅沢だ。そんな贅沢品を空港に向かうゆいレール駅からそんなに遠くない場所でいただけるのだから、これは那覇の最後を飾るイベントにふさわしい。

そばはサイズによって450円から。麺は平麺か中細麺から選ぶことができ、メニューには「*おすすめは中細、食べやすいです」とのコメントもある。しかし自分的にここは平麺だ。もともと太い麺が好きなせいもあるけれど、木灰の麺を味わうには太い麺の方が良い気がしたのだ。おすすめではないのに提供するのには理由があるはずだ。

麺を注文すると、器に盛られた結構な量の漬け物がでてくるのだが、これがとてもおいしい。大きな器を置いておき「勝手に取ってね」とはせず、客ごとに適温で提供する姿勢がうれしい。

本ソーキそば、平麺、大の到着だ。

ソーキは麺と別の皿で出てくる。これも大変においしい。「本ソーキ」の「本」とは、「固い骨を含む肉」ということらしい。沖縄そばでは「軟骨ソーキ」を使うのが一般的なのだが、ここでは本ソーキが出る。別皿なのでスープも濁らず、単品料理のように食べられる。

もちろん麺もおいしい。だいたいわざわざ面倒な木灰を使うような店が、まずい麺を出すわけがないのだ。平麺があまりにおいしかったので、中細麺も食べてみたい誘惑に駆られ、沖縄そばを追加。

これもとてもおいしい。こちらの肉は丼の中に入っているのだな。この間に漬け物を食べ尽くしてしまった私は、「沖縄そばに付随する特典として漬け物をいただけないか?」と悩んでいたのだが、言い出せなかった。いざという時にだらしないのが私の特質なのだ。

とらやは、私的に、首里そば、てんtoてんに並ぶ那覇の名店だ。首里そばの県庁店がない今、ゆいれーるで空港に戻るとき小一時間の余裕があれば立ち寄ることが出来る、最強の沖縄そば店だと思う。住所は赤嶺だけれど、ゆいレールから行くには小禄駅の方が下り坂で早いかもしれない。

16. 那覇発静岡行きNH1264便に乗り込む。

とらやから那覇空港までは、ゆいレールのタイミングさえ合えば20分以下だ。チェックインさえ済ませておけば、1時間前に赤嶺を出ても飛行機に間に合う。

この日の機材はB737-800。ここまでの2フライトがモニタもないB737-500だったのに対し、こちらはエアマップやビデオも見られる。ビデオはともかく、エアマップの存在は大きい。「今どこを飛んでいるか」が分かるだけでも、狭い機内の苦痛が軽減する。

那覇から静岡空港までは2時間15分、羽田便より30分早い。距離もあるだろうけれど、滑走路が空いていて待ち時間がまずないことも大きいのだろうな。

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