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国内旅行

2017MP8 500円の空港バス代を惜しみ、静岡空港から3.3km歩いてコミュニティバスに乗った件

2017/12/03

最後のフライトを終え、初めての静岡空港に到着する。

ユナイテッド航空のマイレッジプラス5000マイルによる3フライトはこれで終わりだけれど、この旅行はまだ終わりではない。このまま自宅に帰っても良いのだけれど、そんなに多く来ることのない静岡をただ通り過ぎるのはもったいないと、1泊するつもりでいた。

静岡空港は街からやや距離がある上、交通の便は良くない。静岡駅まで出ようとすると空港バスに乗って40km、約50分走らなければならない。運賃は1000円。もう少し空港に近い島田駅や藤枝駅にもバス便はあるのだけれど、便は1日5~6便、運賃は500円だ。藤枝便にのみ運賃が300円になるクーポンがあるけれど、他に割引はない。もちろん島田や藤枝から静岡に向かう電車代だってかかる。

翌日には東京駅あたりに戻らなければならないことを考えると、静岡空港からどこに行き、どこに泊まり、どう帰るかは、節約を旨とするこの旅行で最も頭を悩ませる問題だった。

どこに泊まるかは、静岡のどこを観光するかを軸に考えてみた。静岡空港周辺から静岡市にかけて、まだきちんと見たことのない場所と言うと…、やっぱりここだろうか。

「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」

大井川には国指定の「大井川川越遺跡」があり、近くには島田市立の博物館が二つある。その気になればSLの走る金谷まで歩くことも可能だ。それに何より私はここに来たことがない。うむ、宿は島田に取ろう。となると、空港からは島田駅行きの500円のバスに乗れば良い、となるのだが、今回妙な場所に妙に安い宿を見つけた。ホテル割烹ますだやだ。

空港から約7km、島田駅まで約6kmと極めて微妙な場所にあるこのホテルは、この日1泊3200円とこのエリアとしては最安の値段を提示してくれた。が、問題はロケーションだ。車があれば良いのだけれど、公共の交通機関を使う場合「駅から車で15分」は微妙だ。

17. 300円クーポンの使える藤枝行きのバスに途中下車を断られる。

しかしいろいろ調べてみると、上記のクーポン利用で300円で乗れる藤枝駅行きのバスが、このホテルの近くを通るらしい。これは良い。300円で空港から宿まで移動できれば、こんなありがたいことはない。私は3番のバス停で16:15分のバスを待った。

「すみません、このバス、初倉通りますよね?」

「通りますけどね、初倉じゃ降りられないですよ?」

運転手さん曰く、このバスは空港と空港南(どこだ?)、そして藤枝駅にしか停まれないのだそうだ。なるほど、許認可が必要な路線バスとなれば、そうなるか。多少がっかりした私の様子を見て、運転手さんはダメを押すように言った。

「島田行きも同じだと思いますよ。」

島田行きには200円引きのクーポンがないのであまり頭にはなかったのだけれど、それも気持ちよく否定された。
私には素直に島田駅か藤枝駅に行くしか選択肢がなくなった、ように見えただろう。

 

そうかそうか、よく分かった。だったら歩いてやる。

 

18. 空港から島田市のコミュニティパスバス停まで3.3kmを歩く。

実は静岡空港から3km少し歩いた湯日という地域に、島田市のコミュニティバスが走っていることを、私は知っていた。

空港から3.3km歩いた県道230号線沿いJA大井川湯日の近くには、島田市コミュニティバス湯日線終点の本村バス停がある。ここからは平日、週末共に、16:05、17:40、19:15発など1日9本のの島田駅行きバスが出ていて、全線200円、しかも私の予約したちょっと不便な激安宿を通る。ゆっくり歩いても17:40のバスには余裕で間に合う。

空港近くに山羊がいたのは慰みになったけれど、まぁ、あまり歩いて楽しい道じゃない。しかしこの道を行くことでバス代が島田駅経由より500円安くなると思えば、3kmくらいなんでもない。私の貧乏性はその辺の貧乏性とは根性が違うのだ。

滑走路を回り込み、湯日方面に小道を下りる辺りに、富士山静岡空港太陽光発電所、なるものがある。ソーラーパネルを貼った「太陽樹」なるものや多少の展示パネルがあるけれど、正直わざわざ寄り道する程のモノでもない。

「こんなもんかよぉ」と愚痴を言いつつ、湯日への坂を下る。

19. バスの発車時間まで何もない湯日で必死に時間をつぶす。

おお、茶畑ではないか。静岡らしくて良いですな。

静岡らしくて良い、といえば良いのだけれど、茶畑しか見る物はない。居直ってここで一生分茶畑を見学する。

 

飽きた。

飽きたのだけれど、島田駅行きのコミュニティバスは17:40までない。まだここで1時間程時間をつぶす必要がある。仕方がないので、湯日の集落を不審者の様にうろうろする。いや、実際不審者そのものだな。

湯日の集落にどれだけの歴史があるのかはよく知らないが、ここまでこの土地を熱心に観光したのは、多分歴史上私が初めてだと思われる。通報されなくて良かった。

日が暮れてきた。でもバスが来るまでまだまだ時間がある。寂しい。これは500円をけちった罰なのだな。

あまりにすることがなくなったので、バス道路に沿って歩いてみる。橋の近くに農協の茶工場と売店があり少しほっとする。営業はしていなかったけれど、空港からここまでの間1軒も「店舗」というものがなく「貨幣による経済活動は自動販売機しか存在しない」という2時間を過ごした身に、店舗が見えた喜びは小さくない。営業してなかったけれど。

17:42分、やってきたコミュニティバスにやっと乗り込む。今回は荷物を春秋航空用に買って置いたCABIN ZEROにしたので宿に入る前ここまで歩く事ができたけれど、背負えないタイプのカバンではこんな無理はできなかっただろう。背負えてもしない方が賢明だけれど。

20. やってきたバスで色尾にある今夜の宿まで200円で移動する。

コミュニティバスに乗ること僅か10分で、今夜の宿がある色尾バス停に到着する。距離にして4km程度だろうか。「こんなことならバスを待たずいっそ歩いてしまっても良かったかもしれない」などと恐ろしいことを考えてしまったことを、ここで告白しておく。今調べてみると、空港から最短距離を歩くと、宿までは6.1kmのようだ。

もちろん常識のある人なら、歩く距離じゃない。

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