世界、大人の社会科見学!

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香港・深セン

2017香港・開平8 四季煲仔飯のただ事じゃない値上げに涙し、閉鎖してしまったラッキーハウスに想いを馳せた件

せっかくなので、深水埗から尖沙咀までの4km少しを、繁華街を繋ぐように歩いてみる。

とは言っても、鴨寮街などが独特の賑わいを見せる深水埗を抜けてしまうと、旺角あたりまではさほど賑やかな場所はない。そして、個人的な嗜好では、旺角からはネイザンロードではなく、1-2本裏奥に入って裏通りあたりを歩く方が面白い。

おお、さすが中国KFC、朝粥から飯までいろいろ出すのは知っていたけれど、遂に牛丼も始めたか。この節操のなさは結構好きだ。日本のKFCは頑固一徹にフライドチキンばっかり出してるよなぁ。

油麻地駅を過ぎると足が勝手に鴉打街に向かってしまう。深層意識がが煲仔飯を求めているようなのだ。

地下鉄の油麻地C出口の少し先にある鴉打街と熙龍里の交差点には、煲仔飯を出す店が集まる場所になった。煲仔飯とは広州名物とされる土鍋で炊きあげられた具材を乗せた釜飯で、私はこれが大好物だ。店は数件あるけれど、このエリアに最初に店を出したのはここ四季煲仔飯だったと聞く。このところ食べていなかったので、店をのぞく。

はぁ?排骨飯が52香港ドル(≒750円)?

52元なのは一番安い具材の煲仔飯で、これを二つにしようものならお値段は70香港ドル(≒1000円)以上に跳ね上がる。いや、煲仔飯はおいしいけれど、50HK$以上出して食べるようなものじゃないだろ??ちなみに10年前、2007年のお値段はこうだった。

排骨飯18元(≒260円)。物価の高い香港で今も10元台でやれとはは言えないけれど、それにしても今の52元というのは私には受け入れにくい価格だ。10年で2.89倍の値上げって、なんなんだ??

「世界経済のネタ帳」( http://ecodb.net/ )というサイトによると、1980年から2017年までの香港の消費者物価指数は以下のグラフのようになる。

http://ecodb.net/exec/trans_image.php?type=WEO&d=PCPI&c1=HK

いくら物価の上昇率が激しい香港だって、2007-2017年で3倍ってことはない。260円だからうれしかった煲仔飯だけれど、750円となると、ちょっとねぇ、だ。「売れれば高く、売れなければ安く」といういかにも香港らしいやり方だけれど、やっぱり納得は行かない。ちなみに周辺の店も似たような値段だ。というわけで、

私は四季煲仔飯とは少し距離を置くことにする。

少し寂しい気持ちで上海街を歩く。ここは油麻地でも生活感に溢れる場所だ。

お、懐かしい看板が見えてきたぞ??

ラッキーゲストハウス。

かつて日本人バックパッカーにとって、香港の安宿と言えばここだった。もう少し予算を出せば今などよりずっと安くて快適だった重慶マンションやミラドで個室にも泊まれたのに、それでもここに泊まる日本人は多く、私も何度か泊まった。正直部屋は清潔じゃなかったし虫も結構いたけれど、それでも「楽しい日本人宿」だったと思う。

しかし残念なことに、ここラッキーハウスはオーナーさんが亡くなり2016年に休業したと聞いていた。それを確認するために、階段を上ってみる。

うわ、本当だ。まるっきり別の空間になっている。てか、ここ入っちゃだめじゃん、俺。

ちなみに香港にはもう一軒ゴダイゴゲストハウスという日本人宿があった。ここはラッキーゲストハウスの引っ越し騒動、つまり、「ラッキーゲストハウスの移転にあたり、その作業を手伝った人たちからもしっかり宿代を取ったことに由来するいざこざ」から開業したと言われる、ラッキーハウスとの因縁も浅からぬ宿で、ラッキーを反面教師とするような清潔さを売りにしていたのだけれど、ここもラッキーゲストハウスの後を追うように休業した。

私は泊まっていないけれど、香港には他にも安い日本人宿があったらしいが、どこも閉鎖されたようだ。もう日本人にとっては、香港なんて相部屋の安宿に泊まってまで行く場所じゃないんだろうねぇ。おじさん、ちょっと寂しいぞ。

少し前の香港に思いを馳せつつ、これは全く変わらないスターフェリーとトラムで北角に戻る。

今となっては決して「とても便利」ではない、乗り場の限定されたフェリーとラッシュ時は歩いた方が速いトラムは、未だ香港で生き残っている。しかもどちらもHK$2台と、四季煲仔飯のご主人にはぜひ参考にしていただきたいお値段だ。

もちろんラッキーゲストハウスのようになくなってしまっては元も子もないけれど。

四季ボーチャイ飯

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