世界、大人の社会科見学!

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中国 香港・深セン

2017香港・開平17 お高い入場料の自力村碉楼群は、噂通り「リアルドラクエ」だった件

中国の観光地の入場料は大変に高い。

世界遺産である自力村の入場料も例外ではなく、なんと78元もする。日本円にして1350円。市内バスが1-2元(17-34円)、快餐と呼ばれる安い食事が10元(170円)程度の中国、地域差が大きいしお金持ちも増えたとは言え「平均年収100万円」とも言われるこの国で、1350円の重みは日本の比ではない。

開平のチケットには施設単独の物の他に共通券もあり、自力村だけの78元の入場券の他、立園と自力村に入場できる150元のもの、そしてこれに加えて錦江里、馬降龍、南楼の5カ所に入場できるものが180元。180元と言えばもう3100円で、私の泊まったホテルより1000円以上高い。

そりゃ貴重な遺産だし、保護や管理・維持にはそれなりにお金はかかるだろうけれど、それでも正直大変に高いと思う。

それに、今日は午後には開平を出るのでゆっくりもしていられない。迷いどころだけれど、ここは地理的に近い立園との共通券150元を買う。日本円で2580円かぁ。日本じゃ改修された姫路城の入場料が600円から1000円になっただけでかなりの議論を呼んだものだけれどねぇ。物価の高いフランス、モンサンミッシェルの修道院だって10ユーロ(1340円)、だぞ?

観光地の入場料を高いと思うのは中国の人も同様のようで、少し前には入場料をごまかすための偽身分証がネットで売られているというニュースを読んだ。中国では、偽学生証のみならず、偽兵士身分証や偽将校身分証までがネットで売られているという。調査をしてみたら、西安の兵馬俑では2日の間に200以上の偽軍人証明書が摘発されたらしい。

モラルの問題ではあるけれど、元々の価格設定にも問題がある気がしないでもない。

 

「高い高い」とぶつぶつ文句を言いながら、自力村に入る。

 

うはは、本当だ。噂通りの「リアルドラクエ」だ。

 

訪れる人のいない無料の加拿大村も良かったけれど、自力村の碉楼群では生活目的の館にも高層の物が多く、それが樹木の多くない田畑の中に点在するものだから、緑色のマップに縮尺のおかしい城や塔が点在するドラクエのマップのように見えてしまうのだ。

楼閣の中には内部を見学できるものもある。ここ銘石楼は地元でも最も裕福だった方润文という人が1925年に建てた楼閣だ。


、村内で唯一ここだけ入場券を確認する。内部の見学料はチケットに含まれている。78元も取って置いて今更だよなぁ。

 

さすが「地元で最も裕福」だっただけあり、調度品もなかなか豪華だ。

屋上に上がってみる。

広がる景色は当然のようにリアルドラクエだですなぁ。

 

村の内部は、のどかな農村そのものだ。飲食が出来る場所もあり、若干の生活感もある。

のどかな村だけれど、当時としては高層の住宅には、鉄格子や鉄窓があり、壁には銃眼がある。自力村の楼閣は、それ単体でも監視塔として機能しそうだ。

楼閣は「馬賊や匪賊から村を守る」ための建築だけれど、1920年と言えば辛亥革命から僅か8年、社会もまだまだ不安定だっただろう。村内にはそんな時代の名残を感じさせる看板も見られる。

さて、この楼閣群を見るため私は日本円で1350円という大金を支払ったのだが、果たして村の建築群がその価格に見合ったのかというと…、まぁ、「出来ればもう少し安くして欲しいけれど、自力村は初めてだったし、仕方ないよなぁ」位の感想だ。もう少しはっきり言えば、日本なら入場料は5-600円だと思う。

ただ楼閣が見たいだけなら、むしろ無料で半廃墟的な加拿大村の方が風情があるかもしれない。開平には3000とも言われる楼閣が建てられ、未だ1800以上が残っている。その辺を街を歩いていても、楼閣はさりげなく建っていたりするのだ。

しかし、あの「リアルドラクエ」感に関してだけは、素直に自力村を称えたい。

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