旅メモ クラクフのキッチン付きアパートでスパゲティを茹でた件
ポーランド最大の観光都市クラクフでは、ネットで大変評判の良いホステルに泊まった。
ホステルだし、口コミを読むとドミトリーの利用者が多いのだが、今回私はここのアパートメントを借りてみた。ドミトリーなら部屋によって9-14ユーロのところ32ユーロ(ディスカウントで29ユーロ)なのだから、ちょっとした贅沢だ。アパートはホステル本体から400m程歩く。
2段ベッドのドミに対して2-3倍の値段でこの部屋が独占できるのだから、かなりコストパーフォーマンスは高い。そして素晴らしいことに、この部屋にはキッチンがある。
コンロは電磁調理器の1口だけが、食器類はもちろん冷蔵庫、湯沸かしケトル、電子レンジがあるのでかなりの料理ができる。ポーランドは Bar mleczny (Milk Bar) と呼ばれる安い食堂があるのだけれど、予算的には自炊にはかなわない。
そしてこのアパートから歩いて6分の場所には Biedronka という大変安いスーパーがあった。
部屋から同じ程度の距離である駅ビル地下には大きなカルフールも入っているのだけれど、Biedronkaとは値段が大きく違う。
コンビニでは最低3ズウォティ台、どのスーパーでも2ズウォティ台だったビールがBiedronkaでは1ズウォティ台であるのを知り、私は感動で泣いた。バブルホステルのおねえちゃん、教えてくれてありがとう、だ。
大きな冷蔵庫も独占できるので、スパゲティなどの食材やビールを何種類か買い込む。水もジュースもこの店がポーランド最安だった。
「旅先の自炊はパスタ類が最強ですよ。軽いし簡単だし便利だし、いざとなったら塩だけでも食えるし」。昔キルギスで会った日本人チャリダーに教わったことを思い出す。
彼の言葉にもう一つ付け加えるなら、パスタ類は安い。Biedronkaではスパゲティ500gが3ズウォティ、ソース500gが3.5ズウォティだった。6.5ズウォティ(≒211円)で2-3食がになるのだから、
しかもパンに飽きた日本人には、口に馴染んだ炭水化物であるスパゲティがなかなかおいしい。水曜どうでしょうで夕飯がハンバーガーになりそうだった大泉洋がスパゲティ店を探した気持ちが、私には大変良くわかる。
俺だって毎日パンじゃやってられないんだよ!