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中国

2017成都4 未だその味が理解不可能な珍麻婆豆腐で、非常識な量の山椒と戦った件

上野のシャンシャンよりずっと小さな赤ちゃんパンダを見た私は、大きな満足感と共に成都大熊猫を出た。時間はそろそろ昼飯時、そして四川省成都というとどうしても避けて通ることができない店がある。珍麻婆豆腐だ。

珍麻婆豆腐といえば、1860年麻婆豆腐を初めて作った店として知られている。今では日本にも支店か提携店が複数ある繁盛ぶりだが、その本店が市内にある。中国語だと陈麻婆豆腐旗舰店(珍麻婆豆腐旗艦店)と言うらしい。

パンダ繁殖基地からは、例によってバスを乗り継ぐことになる。例によってgoogle map だと時間を含め正確な検索結果がでないけれど、655番で地下鉄動物園駅まで行き、そこで64番バスに乗って清江东路站で降りれば、800mくらい歩くけれど1度の乗り換えで済む。1km程歩くけれど動物園駅から地下鉄で草堂北路まで行く手もあるな。あまり歩きたくないなら2度乗り換え、になる。

とても立派な建物だ。これ、最近店舗を改装したんじゃないだろうか。事前調査だともう少し地味な店構えだったはずなのだが、店の看板まで大変立派になっている。

四川を代表する珍麻婆豆腐は、今や成都博物館にその初期の様子が復元展示されるまでになっている。まぁ、一種の観光名所のようなものだ。

あまり名物にはこだわらない私だけれど、ここはやっぱり食べておきたい。というか、どうしても食べたい事情があった。実は私は珍さんの麻婆豆腐が苦手なのだ。

珍麻婆豆腐を食べたのは10数年前だったと思う。日本の麻婆豆腐は嫌いじゃない私は、「本場の麻婆豆腐♪、元祖麻婆豆腐♪」と浮かれて出かけて、一口食べて衝撃を受けた。おいしかったから、ではない。初めて食べた珍麻婆豆腐は、それまで食べたことのない大量の山椒が入っており、「おいしい・(あるいは)まずい」、というよりは、「口が痺れ痛い・(あるいは)耐えられないこともない」という判断を迫るブツだった。

もしかしたら私の側に問題があったのか、あの皿が特別だったのではと再チャレンジした10年前も、私は惨敗した。そして今回3度目のチャレンジ、今回こそ四川を代表する老舗の麻婆豆腐を倒したい。

店内は私の記憶とは大きく違い、美しく飾られていた。入り口にはサーバーに入った水とマンゴエードの入ったサーバーがあり、どうやらこれは飲み放題の様で、小さな子どもが何度もコップに注いでいた。この時点では「ふーん」と眺めていたが、少し後、この飲み物が非常に大切になる。

メニューを眺めるが、ここで私は麻婆豆腐とご飯以外を頼むつもりはない。メニューは結構豊富で麻婆豆腐以外にも様々な料理があり、「ちょっと良い目の料理店」としては必ずしもお高くはないけれど、それでも一品は20-40元はする。快餐で5-10元、街の中華食堂での10-15元の食事を基本とする私にとっては、ここは高級料理店だ。1人じゃ何品も食べられないしねぇ。

珍麻婆豆腐は22元(≒380円)。旅行者には高くはないが、バス代が2元であることを思えば結構なお値段でもある。

 

来た。10年ぶりの珍麻婆豆腐が、やってきた。器に盛られた白飯は2合はあるだろうか。いくら大食いな私だって、昼食で2合の御飯はたべられない、のだが、

韓国ならビビンバやチゲを盛りつけそうなこの器いっぱいの麻婆豆腐を食べるには、この程度の御飯では足りないかもしれない。この麻婆豆腐は一口食べると口とその周辺半径30cmエリアが全て痺れる。原因はもちろん大量に投入された花椒(華北山椒)だ。

今から150年前、ここ成都で珍さんと言う人が、この麻婆豆腐を作った。それは、大量の花椒(山椒)を入れた、一口食べたら大汗をかき御飯をかきこまずにいられないシロモノだったが、これがウケて人気の店となり、海外にまで店を出すようになった。なかなかのサクセスストーリーなのだが、それでもこれは辛すぎだ。口痛いよ痺れるよ!水くれ、みずみず。マンゴエードでもいいぞ!!

もしかしたらこれ、スタートは「***倍カレー」的キワモノだったのではないだろうか? それが評判を呼び客が集まったのではないだろうか?今回も1/5も食べきれず惨敗した私は、悔し紛れにそんなことも考えた。

だって周りのテーブルの人たちも残してるんだもん。

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