世界、大人の社会科見学!

上の「世界、大人の社会科見学!」の題字をクリックすると記事一覧へ移動します。観光の王道から微妙に外れた、ちょっとへそ曲がりな海外・国内旅行記です。

スポンサーリンク

中国

2017成都6 「中国21世紀最大の発見」である金沙遺跡で、その迫力に圧倒された件

成都市内の金沙遺跡は、2001年2月、下水道工事の際に発見された。

調査を開始したところその規模は5㎢に及び、金製品が200以上、玉器が2000以上、更に青銅器や石器、陶器、象牙などが発掘され、「中国考古学における21世紀最初の大発見」とも言われている。その遺跡の上に作られたのが、金沙遺址博物館(金沙遺跡博物館)だ。

金沙遺跡は紀元前1500年から200年の「十二橋文化」を代表する遺跡だったが、遺跡の規模があまりに大きいので今では「一二橋・金沙文化」と呼ぶようになったらしい。周辺に遺跡が点在する三星堆文化が没落した後に興った古蜀国の都市だと考えられている。

この博物館の凄いところは、発掘現場に屋根と壁をつけてそのまま保存をしていることだろう。80元と結構お高い入場券を購入し、まずはドームに向かう。

なかなか壮観だ。発掘現場を埋め戻さずそのまま保存するなんて、中国で21世紀に発見されたからこそできる贅沢だ、とも思う。これが遺跡の評価が今程ではない50年前でも、政府の力の弱い他の国でも、なかなかできない話だ。金沙遺跡にそれだけの価値があった、という事だな。

よく知られた出土品が発見された場所には、写真のプレートが置かれている。あの有名な金の仮面は、ここで発見されたのだな。

ここで発掘された出土品は、展示館に納められているのだが、ここの規模がなかなか大きい。まずはパネルや画像、ジオラマなどで三星堆文化、一二橋・金沙文化についてしっかり学ぶことが出来る。

金沙文化時代、人々は稲作を行い、その出来不出来を左右する太陽と太陽に向かって飛ぶことが出来る鳥を信仰の対象とした。金沙遺跡で発掘された出土品からは、当時の金沙の人々の信仰をうかがわせる物が多い。

金沙遺跡の出土品の中で最も有名なのがこれ、太陽神鳥だろう。外径12.5cm、約20gのこの薄い金箔には、季節を象徴する4羽の鳥と月を象徴する12の縞が形取られている。この意匠は、現在成都市の市徴となっている。

この金の仮面もよく知られた出土品だ。デサインは三星堆文化の青銅製のものを踏襲している。

博物館のテーマが金沙遺跡と大変明確なので、見学していても分かりやすく飽きない。2000年かそれ以上の時間を経た、当時の信仰を表す祭祀具。数百年前の陶器や書画などどは時間の重みが違うのだ。

金沙遺跡博物館は、施設に屋根があって雨の日でもゆっくり過ごせるし、天府広場から約7kmと市内中心部に近く地下鉄やバスでアクセスも良いし、更には夜8時までオープンしている。国公立の多くの博物館が無料である中国では80元(≒1400円)の入場料はかなりお高いけれど、それでもその価値はある。

成都に行ったら金沙遺跡博物館、お勧めかもしれない。

アドセンス関連コンテンツ

応援投票クリックしていただけるとうれしいです! → 海外旅行ランキング

 
関連記事と広告


-中国
-,

スポンサーリンク