世界、大人の社会科見学!

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ウズベキスタン 中国

2017ウズベキスタン2 中国東方航空MU524便が台風で遅れた件と、その機内食

デルタのスカイマイルは、成田発13:50の中国東方航空524便と、上海発5:55の上海航空9211便を乗り継いでのウルムチ行きを私に提示した。

 

中国東方航空の上海便と言えば、一時期アジア各地に当時としては破格の超激安チケットを売り出していて、私も良くお世話になった。そのMU524便に今度は特典旅行として乗るのだから、激安時期に溜めたマイルもなかなかばかにならない。成田発の中国東方航空MU便は、コードシェアを除いても1日3フライトあり、MU524便はその2本目になる。

チェックインは11:20からなのは、1本前の1055発MU272便が無事出発してから、ということなのだろう。「272便のチェックインをしているときには来てくれるな」、ということだな。まぁ150分あれば十分だけれど。

ホワイトボードにウェブチェックインのQRコードがあるのも、いかにも中国だ。最近あの国は、どんな場末でもQRコードで決済が出来たりする。新しい技術への貪欲さは、中国発展の理由の一つ、だな。

早めにチェックインを済ませていまい、出発まで2時間以上ある。しかし成田の中国東方航空は第2ターミナル発なので、プライオリティパスが使える出国後のラウンジがない。しかも、私は朝少しドタバタと出発してしまったでの朝食をとっておらず、ひもじい。そこで、無料シャトルバスに乗って第3ターミナルまで行き、ちゃんぽんを食べる。我ながら見上げた節約精神だ。

お腹を満たしてから出国手続きを済ませ74番ゲートへ。サテライトではない出国審査に近いなかなか便利な場所だ。やっぱりJALとのコードシェアともなるとゲートも違ってくるな。機材はもうゲートについている。

出発予定時刻の20分前、ゲートには既に行列ができていた。中国の人はこういう場合、早め早めに列を作る傾向がある気がする。大昔の、行列という概念のない駅の切符売り場でめいっぱい消耗した記憶のある私としては、きちんと行列を作っているだけで立派だと思う。時代は変わったんだなぁ。

しかし搭乗時刻、ゲートの職員からは、極めて残念なアナウンスがあった。

「MU524便は、管制塔の指示により、離陸を見合わせております」

うわぁ、管制の指示かよぉ!てかそれ、管制「塔」の指示じゃなく、管制の指示だろ?話によると「成田から上海に向かう航路に気流の乱れたエリアがあり、離陸を見合わせる」、とのこと。

あのぉ、上海で110分しか乗り継ぎ時間がないんですけれど…。しかも入国審査込みで。

こういう時乗客に出来ることは待つことだけだ。今夜はウルムチ空港近くに私としては結構お高めなホテルを予約しており、そのキャンセル期限を過ぎてしまっている私の脳には「ホテル代が無駄になったらどうしよう?」の想いが飛び交う。300元を無駄にするのは痛い。とても痛い。

 

結局出発が決定し機内に入れたのは、午後3時頃だった。

自分の座席に座った時点で、既に1時間10分の遅れ。この後何時にドアが閉まるのかは分からないけれど、おおよそ1時間半程の遅れにはなるだろう。入国審査を済ませての乗り継ぎはかなり厳しそうだ。私は一応CAさんにチケットを見せ、17:55の上海航空FM9221便に乗り継ぐことを伝えておく。乗り継ぎ客は他にもいるだろうし、航空会社にはちゃんと予約記録はあるけれど、それでもこういう作業は結構重要だ。大抵の場合、一声かけておけば、CAさんはカンパニーラジオで乗り継ぎの可否と対応を個人的に伝えてくれる。

 

それは置いておいて、まずはMU524便のシートだ。中国東方航空の成田↔上海便ではA320やA321などのVODもないナローボディが多い印象を受けていたが、この日の機材はA330だった。しかもVOD付きで、頭上の小さなモニタのアニメを眺めるしかなかった小型機とはずいぶん印象が変わる。もちろん邦画も複数ある。

シートにはUSBチャージャーもある。最近中国の航空会社では少し大きめのUSBバッテリーは持ち込み禁止だし、機内でのスマホの充電、というよりスマホを取り出すことを禁じている。となるとこれはPCやタブレットに使うしかないわけで、yogabookzenpad使いの私としては大変ありがたい。どちらにもSIMは入るし、zenpadに至ってはサイズがタブレットなだけで普通に通話もできるのだけれど、これもいつも大きさだけで見逃されている。いいのかなぁ、とも思うけれど、隣席の隠れてスマホの電源を入れる旅行者よりはマシかもしれない。

さて、おまちかねの機内食。

どこに出しても恥ずかしくないYクラスのミールだ。一応チキンとポークのチョイスがあるのもうれしい。ビールも中国産の中では比較的好みの青島があってよろしいのだが、これはもう半分歴史的伝統と思える程頑なに冷えていない。外国人に出すビールくらい冷やしても罰は当たらないと思うのだけれど、私は大陸系中国の機内食で一度も冷たいビールを飲んだことがない。

最近「中国の飛行機で冷たいビールを飲んだ」という話も聞いたのだけれど、未だに信じられないでいる。それが「寒いところに放置されていた」のではなく、明確な意思を持って飲み手のために冷やされていたのなら、それはこの世の終わりが近い証拠だ。

 

常温のビールでミールをいただき、飛行機は五島列島を過ぎる。ユナイテッドの5000マイルで一度来てみようかと、いつも迷う場所だ。

あまり派手な見どころの多くない五島列島、カクレキリシタンに関心のある私としては、五島崩れと呼ばれる明治時代のカクレキリシタン弾圧の痕跡も見てみたい。牢のあった久賀島はどの辺なんだろう、と島を見ていたら、CAさんがやってきた。

「お客様は本日乗り継ぎが出来ません」

知ってたよ!

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