世界、大人の社会科見学!

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雑件・その他いろいろ

2017ウズベキスタン3 フライトの遅延で、中国東方航空がホテルと食事を用意してくれた件

CAさんは、カンパニーラジオで浦東と連絡を取り、MU524便のディレイによる乗り継ぎの可否について調べてくれたらしい。

空港にはそれぞれ規定の最低乗り継ぎ時間”MCT (minimum connecting time)” があり、この時間を満たさない接続で航空券を発券することはできない。しかし今回のようにフライト遅延の場合はどうかというと、多くの場合「とりあえず可能そうならがんばって案内してみて、無理なら諦める」のが一般的だと思う。16:05分到着予定だったMU524便は結局2時間以上到着が遅れ、17:55のウルムチ行きには当然のように間に合わなかった。

 

「入国審査を済ませたら、中国東方航空の乗り継ぎカウンターに行ってください」

CAさんからの唯一のメッセージを頼りに、乗り継ぎカウンターに向かう。とさらっと書いたが、実はここはなかなか分かりにくい。一度到着エリアを出てしまった私は、スタッフに尋ねてもう一度到着エリアに入れてもらい、やっとたどり着いたのだ。カウンターには、なんらかの事情で乗り継ぎに失敗した乗客が20人程列を作っている。私は最後尾に並んだ。

手続き(?)は簡単だった。私の搭乗券とPNRを見たグランドスタッフは、「ホテルを用意しますので、椅子におかけになって少々お待ちください」と言う。明日のフライトについて尋ねると「それでは」とばかりにCRSを叩き、朝9時台のウルムチ行きをアレンジしてくれた。ついでに「ウルムチのホテルを予約しているので電話を貸して」と、出来たらキャンセル、せめて日程の変更をウルムチ空港のMotel8に頼み込んだのだけれど、これはあっさり断られた。だろうなぁ。例外的な措置で旅行者の便を図るという発想は、中国のホテルにはまず期待できない。

エリアの長いすでしばらく放置される。近くには飲料水と弁当があり、それを食べている人もいる。スタッフに「これ食べてもいいの?」と聞くと「どうぞ」との返事。特に案内せずに気がついた人から入手するのが、これも中国らしい。

弁当はというと、透明のプラスチックに入った、御飯+ハム2枚+キュウリ+卵焼きの、20年前の韓国コンビニ弁当を思わせる「潔い」ものだった。が、機内食以来の食事でなんとなく気持ちが和らぐ。中国には「何か不都合があったらとりあえず何かを喰わせておけ」みたいな文化があるようなないような気がするのだが、それって結構正解だ。満腹するといらだった気持ちがある程度和らぐ。

ただこういう状況になると、やはり日本的なサービスがいかに優れているかを感じる。これが日本なら、現状の説明や手配中の対応と予想時間などを定期的にアナウンスするところだけれど、ここでは「ホテルを用意します、お待ちください」というだけで、「いつ」もなければその後の説明も一切ない。不安になる度に「ホテルはここで待っていればいい?」と尋ねるのだが、「はい、お待ちください」との返事が返ってくるだけだ。まぁ、それでもまだ良い。これがアエロフロートのモスクワなら4時間くらい放置された上、質問も2度目になると無視される。

放置は1時間強で終了し、バスへの案内が始まった。その案内も実にあっさりしていて、男性が「ホテル行きバスですよー」と中国としては結構な小声で1度言うだけだ。ぽーとしていたら置いて行かれそうだ。ちなみにアエロフロートではトランジットラウンジで5時間以上、更に書類を整えるのに1時間以上、移動を含め、合計8時間近く待たされた。ベッドで寝たのは2時間程で、何のためのホテル、と思ったものだ。

 

バスで連れて行かれたのは、空港から20km程離れた「ホアンユエン ホテル 寰源大酒店 (上海浦东机场野生动物园店)」。周囲には何もない上海郊外にある部屋数255の中級ホテルだ。値段を調べてみると200元程度の中級宿なのだが、アエロフロートのように見ず知らずの他人をツインに押し込むようなことはせず、なかなか快適だ。

「お一人ですか?」と尋ねられる。どうやら個室がもらえそうだ。おお、なかなか快適ではないか。

そしてここは中国、「とりあえず喰わせる」文化はここでも発揮されていて、ホテルのスタッフは「お食事でもいかがですか?」と夕食に招いてくれる。「急いで50人分作りました」的野菜いっぱい中国質素系ビュッフェなのだけれど、暖かいだけでも心が和らぐ。ちなみにアエロフロートは8時間の間黒パン1片すら与えなかった。

 

大変ゆったりと眠り、約束の朝6時5分前にロビーに降りる。他の乗客はというと、私以外全員バスに乗り込んでいた。

そして車内で配られたのがこれ。

そうだよぉ、よく分かっているねぇ。私はとりあえず食事さえ与えてもらえば機嫌は悪くならないのだよ。空港まで30分のバスの中で食べるのは若干せわしないけれど、それでも乗り継ぎ客に朝何かを食べさせようとする中国東方航空と寰源大酒店の心意気は気に入った。アエロフロートでは、8時間飲まず食わずで待たせた上ノボテルに見ず知らずの他人と2時間監禁したのはいいけれど、その間ペットボトルの水を1本(しかもホテルの部屋にあったもの)与えられただけだったもんなぁ。

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