2017ウズベキスタン6 タシケントのSunrise Caravan Stayが極めて秀逸なゲストハウスだった件
2018/02/19
今回のウズベキスタン、+カザフスタン/中国旅行では、宿は絶対に個室と考えていた。
場所によっては40°を越える中、エアコンの設定温度に気を使うドミに泊まるのは避けたかったし、ウズベキスタンは初めてなので多少慎重になった部分もある。とは言え、1泊3万はするハイアットなどに泊まる予算などあるわけもなく、「US$30以下のエアコン付個室」を目安とした。幸いなことに、ウズベキスタンにはこのクラスの宿は少なくない。
この条件でもタシケントにはいくつかの候補があったけれど、今回泊まったのはここ、サンライズキャラバンステイゲストハウス。実は日本から予約しておいた。
候補は何軒かあった。アートホステルやトップチャンの評判も高いし、トップチャンに至っては泊まり客でもないのにいろいろ面倒を見てくれて、その親切さは身に沁みている。どの宿にもドミも個室もあって、ドミ$8~/シングル$20~と価格帯も極端には違わない。そんな中サンライズを選んだのは、問い合わせへのレスポンスの良さと内容の親切さからだった。初めての国の初めての街、この宿からなら良いスタートを切れるのでは、と思ったのだな。
部屋は「専用トイレとバスルームが室外にあるダブルルーム」。
正直室外にあるのなら、トイレだってシャワーだって専用である必要はないのだけれど、そういうシステムなのだから仕方がない。8月の観光ピーク時で専用バスルームのある部屋にすると1500円程高くなるので、ここは素直にお安い部屋にしておく。おまえら、私のトイレ使うなよ!!
サンライズゲストハウスには、中庭と冷房の効いた食堂兼サロンがあり、ドミトリーの宿泊客はここで過ごすことが多いようだ。まぁ当然そうなるわなぁ。キッチンや冷蔵庫も使うことができ、自炊も可能だ。私は寝酒のビールとつまみを冷やしておいた。
そしてここサンライズキャラバンゲストハウスは、朝食がおいしい。いかにも旧CISと行った感じの小麦粉・パイ祭りだけれど、実はこのパイ、朝から生地をこねて作ってくれている。
ちなみにコーヒーや紅茶、冷たい水は24時間自由にいただける。個人的にこれはポイントが高い。
清掃も行き届いており、お値段を考えれば極めて秀逸な宿だが、ここの魅力はそれだけではない。スタッフが大変面倒見が良いのだ。これは良い宿の基本、だな。私はスタッフに、闇両替の場所やレートからSIMの買い方、国内事情・旅行事情を山ほど聞いた。
闇両替に至ってはわざわざその店に電話を入れてレートを確認し、「今から行ってサンライズから来た***だと言ってね。このレートを約束してもらったから」とまで言ってくれる。そのレートが本当にこの日の最高レベルであることは、この日ちゃんと確認した。闇両替はどこにでもあるし、人の集まる場所では向こうから寄ってくるけれど、やっぱりベストのレートなら、ちゃんと客の方から集まってくるのだな。これについては後日書く。
サンライズキャラバンゲストハウスの弱点は、ロケーションだろう。タシケント駅から2.1km、一番近い地下鉄駅からOybelk駅から1.1kmとそんなに不便な場所ではないのだが、宿の周辺は完全な住宅街で、事前に丁寧に場所を調べないと、まずたどり着くことはできない。
宿にしてもこれはデメリットだ。なにしろ「通りがかった」客を全く期待できない。となると宿としてはサービスを良くして顧客の口コミに頼るしかない。幸いなことにこのネット時代、予約サイトやネット規模の口コミがあるので、サンライズキャラバンゲストハウスは、この場所でもやっていけている。もちろん、評判を維持するための努力は惜しんでいない。
タシケントに泊まるならサンライズキャラバンステイゲストハウスは、かなり悪くない選択肢だと思う。
ちなみにキャラバンまでのタクシーを電話で手配してくれたトップチャンホステルのやたら親切なご主人は、「ひとりでゆったり過ごしたいならサンライズ、みんなと楽しくやりたいならうちだな」とおっしゃっていた 。 トップチャンは深夜は静かにするルールもあるので(張り紙を見た)、いわゆるパーティーホステル、ではなさそうだ。うーん、どっちもいいねぇ。
聞くところによると、タシケントのパーティーホステルといえばアートホステルで、ここも人気らしい。私がもう少し若ければ、ここもありだったな(笑)