世界、大人の社会科見学!

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ウズベキスタン

2017ウズベキスタン7 タシケントの闇両替とBeelineのプリベイドSIM

国が設定する通貨の公定レートが事実上破綻している国は珍しくはない。これは基本的に国内通貨に対する信用の低下がもたらす現象であり、政策としての公定レートが通貨の実態を反映していない場合に発生する。まぁ、ぶっちゃけて言えば「闇レート」の発生だ。

ウズベキスタンの通貨であるスムは、政府によって$1≒3500スムとされているのだけれど、街中では$1≒8000スム以上と、倍以上の差がある。外貨として米ドルを持ち込んだ旅行者はそれを銀行で$1≒3500スムで両替するのが「お約束」なのだけれど、街には両替を持ちかける人が溢れている。もちろん路上の闇両替にリスクはつきまとうけれど、この国ではむしろ公定レートで両替しないことが「当たり前」にもなっている現実がある。

宿で街の両替について質問をした私は、宿から1kmの ミラバッドバザール(Mirabad Bazaar) に行くように教えられた。

ミラバッドバザールは、宿からタシケント駅に向かう途中にある公設の市場で、市場の周辺には韓国料理店や韓国系小売店も数件あり、東アジアからの長期滞在者には重要な場所らしいのだが、今するべきことは両替だ。私は宿で教わった3桁の店番号を探す。

どう見ても普通の果物店なのだけれど、指定された番号の店で「サンライズから来たんだけれど…」と言うと、「あー、はいはい」とばかり札束を差し出してくれた。レートは街中の両替人より10%以上高い。

輪ゴムでまとめられた札束を店頭で数える。闇両替で金額をごまかすのはとても良くあることなのだけれど、ここではきっちり正しい金額を受け取ることができた。もう少し言うと、この店のレートは今回の旅行でベストのレートだった。

店舗を構えているのだから、「あ、警官だ!」と言いながら走り出すような心配はない。むしろ金額チェックにどうしても時間がかかってしまうことが不安でもあったけれど、店主は気にする様子もない。両替客は次から次へやってくる。両替客はやってくるけれど誰も果物を買う様子がない。もう、何が本業か分からない店だ。

 

スムの札束を手に入れた私は、これも宿で教わったSIMの店に向かう。宿の前の道を直進し大通りに付き合った場所にある Beeline の店で、引き返す感じ、だな。

日本で情報を集めていたときには、ウズベキスタンではUcellの本店に行かなければ観光客はSIMを買えない、と思っていたのだけれど。どうやらそういうことはなさそうだ。beelineはウズベキスタンではUcellを追うNo2ブランドらしい。店のスタッフはサンライズキャラバンからの客に慣れているようで、英語だけでSIMを売ってくれる。

ただUcellがスム建て、つまり「闇両替をすればお得(1.5Gで約6$)」であるのに対し、ここはお値段もドル建てだ。データ量60Mbなどという「メール専用かよ!」的SIMが$1.7、60GBという「年単位かよ!」的SIMが$60、プランの幅が恐ろしく広い。

迷う所だけれど、とりあえず約$10の2.1Gプランを購入してみる。メールやSNSだけなら$5.5の800Mでも足りるのだけれど。宿のネットにトラブルが発生した場合などを考えれば、$5の差額で+1.3Gは悪くはない。


ZenfoneにSIMを入れ、APNを設定してもらい、開通を確認する。

しかし料金を支払おうとすると、多少ややこしいことが起きた。支払いはスムでして欲しいという。店内にもドル建ての料金が書いてあるのだからドルでいいんじゃないかとも思うのだけれど、もしかしたら釣り銭などが面倒なのかもしれない。まぁ、スムの手持ちがない訳じゃない。店員はここで大変興味深いことを言った。

「1ドルいくらだった?」

 

お前何か見てたのかよ?

 

だったらドルで受け取って自分で両替をすれば良いのではとも思うのだけれど、面倒なのか店を空けれないのか、ドルを扱いたくないのか、とにかくスムで支払って欲しいという。私はさっきの店のレート言うと、スタッフは$10.05をスムに換算して、支払が終了する。

もし私が例の果物屋より悪い街のレートを言ったらその分安くなったのか、これは未だに謎だ。公定レートを言ったら…、まぁ笑われるだけだよな。

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