世界、大人の社会科見学!

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ウズベキスタン

2017ウズベキスタン9 列車のチケットを買って鉄道博物館を見学した件

プロフ問題で頭がいっぱいになって、やるべきことの優先順位を間違えた。私はスムの現金とSIMを入手したら、すぐに列車のチケットを買うべきだったのだ。私は明日、ウズベキスタンの高速鉄道アフラシャブ号(Afrosiyob) でブハラまで行きたい。チケット売り場はタシケント駅の南西側、小さなバスターミナルの近くにある。

セキュリティチェックを受け、切符売り場へ。売り場にはいくつかの窓口があり、それぞれには5-6人が群がっている。窓口によって前売り、当日などの違いがありそうなのだが、よく分からない。入り口横にインフォメーションがあるので、明日、アフラシャブ号でブハラに行きたいことを伝えると、列車の時刻と窓口を教えてくれる。時刻表は売り場にも掲示されていた。

タシケントからブハラに行くには、7:30の762列車「アフラシャブ」、8:55発の10列車、18:50発の766列車、後はどうらや夜行らしい22:05発の662列車がある。私はこの762列車でブハラに行きたい。しかし窓口で尋ねたところ、アフラシャブ号が全席満席とのこと。ううん、8月の旅行シーズン、前日に買うのは無理があったのか。

ウズベキスタンの場合、長距離バス網もそれなりに充実しているのだけれど、列車とは速さも快適度も格段に違う。タシケントからブハラまでは577km、狭いバスは運が悪ければエアコンのない車内で10時間かそれ以上、高速鉄道なら4時間。ここはなんとしても鉄道、あわよくば高速鉄道で行きたい。

窓口で「明日、何でもいいから列車でブハラまで行きたいんですけれど」と必死で訴えると、こんな返事が返ってきた。

「766列車のVIPクラスなら空きがありますよ」

窓口の職員は、766もアフラシャブ号だという。それはありがたいのだけれどVIPってなんだ?事前調査がいい加減だった私は、列車の等級と値段についてあまりよく分かっていなかった。しかし今は全沢の余地はない。「と、とにかくそれを下さい!」と、普通席の倍の値段を支払う。運賃は10数万スムだったと思うのだけれど、正確には覚えてはいない。

窓口にはさっきから、分厚いスムの札束が飛び交っている。

15万スムだったとしても5000スム札で30枚、複数のチケットを買う人は、これだけの札束を無理矢理窓口に押し込まなければならないし、職員はそれを数えなければならない。そりゃあ時間がかかるわけだ。15万スムだとして日本円で約2000円。VIPなる座席を楽しみにしておこう。

 

なんとか切符を入手し駅前を散歩していると、何やらゲートらしいものが見えてきた。

google map によると鉄道博物館らしい。

切符売り場もゲートもないので、中に入ってみる。

中は大変に閑散としており、車両を見学している人は誰もいない。せっかくなので散歩でもさせてもらおうかと奥に向かったら、スタッフらしい人が笑いかけてくる。どうやら入場料が必要らしい。ここで引き返せば請求ささないような雰囲気だったけれど、せっかくなので事務室に連行されチケットを買ってみる。4200スム(≒55円)と理不尽な金額ではない。

55円で事実上私の専属ガイドとなってくれたスタッフによれば、ここはウズベキスタン鉄道開通100年を記念して1989年にオープンした博物館で、かつてウズベキスタンで使われていたディーゼル機関車や電車、客車などが展示されているのだそうだ。

どの車両もペンキで厚化粧されていて、風情的には今一つ、だ。マニアの人には楽しいのかもしれないな。


鉄道博物館は、一般道路と住宅街と高速道路の高架にはさまれた 幅30m/奥行き200m程の敷地が続く。展示館があったり展示車両に何か解説があるわけではなく、ただ淡々と車両が並べられいるだけだ。敷地の幅が狭いから、中を眺める程度なら、わざわざ入場料を払わないでも、とりあえずは見られる。

どおりで中に人がいない訳だ。

タシケント

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