2017ウズベキスタン13 ブハラの”As-Salam”こと”Rustam & Zukhra Bed & Breakfast”は極めて秀逸な宿であった件
18:50にタシケントを出発したアフラシャブ号は、定刻の20:58にカガン駅に隣接するブハラ駅に到着した。
ブハラ駅からブハラの宿である”As-Salam”こと”Rustam & Zukhra Bed & Breakfast”までは約15km、
しかも宿のある旧市街エリアに直行するバスはなく、旧市街東までマルシュルートカに乗る必要があるらしく、更にはその最終時間がよく分からない。列車が到着する時間なのだから走っている可能性は高いのだけれど、タシケント到着時の失敗も頭にあった私は、宿にタクシーを頼んでおいた。
返事はすぐに来た。こういうレスポンスの良さはさすが人気の宿、という気がする。25000ウズベキスタンスムということは約3ドル、初めての街の夜の到着であることや、宿を探さなくて良いことを考えれば、極めて妥当なお値段だし、客待ちのタクシーよりずっと安心できる。サインボードを持ったドライバーはすぐに見つかり、宿までは20分程で到着した。
予約サイトではAs-Salam”を名乗る ”Rustam & Zukhra Bed & Breakfast”。
2つの名前をもつ宿には、以前なんらかの不始末があったケースもないではない。 そういう場合宿は旧名を隠すのだが、ここはそういうわけでもないし、予約サイト上でもふたつの名前を名乗っている。しかし地図では”ロスタム&ズクラ (Rustam & Zukhra Bed & Breakfast) で検索しないなかなかヒットしない。ちょっとやっかい、ではある。
が、ブハラ観光の中心地であるラビハウズからまで100mとロケーションは良いし、部屋も素晴らしい。エアコン、バスタブ、wifi、朝食付で2人まで1泊税込み$25と、このエリアではかなり安い価格設定だ。
浴室の角にある3角形のバスタブが、日本人にはうれしいじゃないか。
広い屋上は洗濯物も干しやすいし、
中央アジアらしく、宿には居心地の良い中庭もあり、
そしてここで提供される、5種類の果物やヨーグルトで始まる朝食が大変においしい。今回ウズベキスタンでは3都市でしか宿泊していないけれど、部屋と朝食はここロスタム&ズクラ(予約サイト名アッサラーム)がベストだった。
ロビーには宿のスタッフが常におり、と言うより宿主一家のリビングルームと化しており、英語も大変良く通じるのでいろんなことを相談できるし、的確な解答をもらえる。迎車タクシーについて尋ねた時レスポンスが早かったことも、大変に納得できる。
ラビハウズ周辺の宿、特にBakhowuddin Nakshbandi通り沿いの宿は、その内容にもよるけれど$40-60以上が相場のようだ。そんな中、この内容で8月の観光シーズンでも1泊$25で泊まれるAs-Salam”を名乗る ”Rustam & Zukhra Bed & Breakfast”は、ブハラでエアコンや個室は欲しいけれど高いのは嫌だ、という人には最良の選択肢のひとつになると思う。
確認の意味で再度検索してみたところ、この値段は2018年の夏でも変わっていないようだけれど、まだ3月になったばかりなのに、8月も日程によっては既に満室になっていて少し驚いた。ここは数日前まではキャンセル料が不要だし、「とりあえず押さえておいて、必要がなくなったらキャンセルすればいいや」的ユーザもいるのかもしれない。そんな人気宿なので、日程が決まったら、この宿は早めに予約を入れておくのが良い気がする。